BMW パニアケース蓋 本塗り①

pania本日は日曜日で休みですが、近々提出する為の確定申告の帳簿を作る為に自宅待機中です。ちょっとその間にこちらも進めておきたいと思います。明日は明日でやる事が山積みですので・・・。

画像は先日無事本塗り完了しておりますBMWのパニアケースで、画像数が結構あるので二部に分けて紹介します。

pania1置いている台が一斗缶を3個積み重ねた物で、ちょっと貧乏臭いですがこれが意外と按配が良いのです。今回のパニアケースも耳の部分は裏側に数ミリ残っていて、被塗物より大きい台に乗せてしまうとここが塗れないので駄目なんですよ。

pania2 そしてベースコート塗布です。直前まで「先に白を塗ってそこをマスキング」と考えていたのですが、どうも失敗しそうなので結局この順番となりました。最初から覚悟をしておけば悶々とした正月を過ごさなくて済んだんですけどね・・・。

白は比較的影響力の強い色ですが、ただ隠ぺい力はかなり低い色です。塗っても塗っても下が透けてしまうようですから大抵は4~6コート塗らないと安心が出来ません。それに対して黒系であれば2コートないし3コート塗れば完全に隠蔽しますから膜厚は半分で済みます。

今回はライン入れの塗装があってしかも「二本」がかなり近い距離ですから、スプレー方向等での塗り方による見切り部分の対応が出来ないのでどうしてもラインのフチに膜厚が付いてしまいガタガタの仕上がりになってしまいがちです。出来れば膜厚を少なくて済む、「後から黒」と言う順番にしたかったんですよね。

pania4 ただしこのようにマスキング作業もかなり手間を取りますから、この時に白が先に塗られているとなると相当神経質にならざるを得ません。台に置くにも白く塗った箇所が近くなりますから(画像では置いているように見えますが実際には塗面は接触していません)気が気では無くなってしまいます。神経が持たないんですよ。

pania5 と言う事でマスキング作業は練習の甲斐あって比較的スムーズに行きました。この一本を貼るのだけで1時間くらいでしょうか(笑)。いや、いくら事前に練習していても本番ではやはり時間が掛かってしまいます。ちなみに最初に貼ったのは2mmのラインテープです。

pania6 そして次に5ミリのラインテープを使います。今回は「40ミリ」の白いラインの横に5ミリの隙間を設け、さらに「5ミリ」の白いラインを加えます。親ライン+子ラインと言う感じで確かに一本だけよりもシャープさが映えて格好良く且つお洒落に見えるんですよね(ただしとても面倒ですので費用も上がります・・・)。

pania7 最初にトースカンを使って貼った2ミリのラインテープを基準に、それにピタリと合わせて5ミリのラインテープを貼り、さらにその上にもう一本ラインテープを貼ります。間に入れた5ミリのラインテープは本番用では無く「ガイド用」で、これはこの後必要無いので剝がしてしまいます。この湾曲したラインに幅5ミリのラインを綺麗に作る為の捨て駒と言うかスケール(定規)的な使い方ですかね。ちなみにマスキングテープを貼り積み重ねていく作業はそんなに難しくはありません。確かに髪の毛程の細さでのレベルで合わせていますが何も基準が無い状態で貼る作業よりかはこの方が全然楽なのです。最初に貼ったラインを。トースカン無しで反対側の部品にも同じ様に貼るなんて、一日費やしても出来るかどうか・・・と言うほどですので(ちなみに今回「ロクロ」も検討しましたが恐らくセンター出しが出来ないのでボツにしました)。

pania8そして二階から一階の塗装ブースに戻り、いよいよ白ライン部分の塗装となります。ちなみに被塗物の移動はエレベーターなので安心且つ楽チンです。と言うか裏手にある階段は木造製でかなり狭いのでこういった塗装途中の製品を持ってそこを通るのは非常に危険なのでして・・・。

それでは続きはまた後ほど(または後日)紹介させて頂きますね。ちょっと確定申告の帳簿を進めないといけませんので・・・(一年分を・・・恐)。