レガシィ内装パーツ 下地処理

legacy70 こちらもお待たせしました!作業着手しておりますので御安心下さい。

小物入れの蓋はそのままでは塗るのが難しいのでこちらは分解します。蓋に付いていた小さなメッキモールも折れずに無事取れました。両面テープでも接着材でも無く填め込みでしたのでヘラを差し込んでゆっくり浮かすと比較的簡単に取れます。金型の精度が凄く良いんでしょうね。ガンプラも接着材無しで作れるのはこういう事です。

legacy71 内装パーツ表面にはヘアーライン状になっているのでそれを#180ダブルアクションサンダーで削り落とします。素材はABSなので比較的サクサク削れてくれますが、逆に削り過ぎて角のラインを無くしてしまったりするのでそういった箇所は後から手研ぎで行います。

legacy72 ウィンドウスイッチパネルは表面がザラザラとした梨地だったのでこちらも削り落とします。

へラーラインや梨地なのは表面だけなので、スイッチが付く掘り込んだ部分はペーパーでは無く足付け専用の副資材(布状の研磨材)で処理しておきます。パネル周りの断面部分なども忘れずに足付けしておくと、後で付けたり外したりする時にペリっとなり難くなります。地味な作業ですがこの辺のネチネチとした作業で差が出てくるんですよね。

legacy73 そしてよく脱脂清掃をしたら下塗りを行います。ABSは比較的塗料の密着性が良い樹脂ですが、塗装の前にはやはり必ずプラスチックプライマーを塗布しておきます。

legacy74 そしてサフェーサー塗布完了です。多少シンナーで希釈して薄目に5コート塗っておきました。濃いまま3回でも良いのですが肌を荒らしてしまうとスイッチ箇所など入り組んだ箇所が研ぎ難くて大変なのです。マスキングもそうですが、貼る時に剥がす時の事を考えながら作業するのは基本なのでです。と言いつつ私の性格としては実はこれとは真逆でして、普段は余り後の事を考えて行動したりはしていないと思います。

最初に私が塗装を習った上司がそういった事を実に細かく指摘する方で、今思えばそのお陰で仕事に関しては多少まともにやるようになったのだと思います。「マスキングは美しくなければならない」なんて言われたりもしまして、当時は本気で嫌がらせかと思いました(まあ半分はそうだったかも知れませんが。笑)。今思えばそれくらい言われていて本当に良かったと思います。事件にならなくて良かったですよ(私以外では何人も辞めていきましたので。笑)。

legacy75ちなみに今回はスバルXVのコンソールパネルも一緒に行っています。こちらはこのパーツのみヘアーライン状になっていたので同じ作業を行っておきました。

来週にはサフェーサーを研ぎ、上手くいけば本塗りまで行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!