インプレッサテールランプ一式 本塗り

imp69 大変お待たせしました!インプレッサの純正テールランプ一式、レッドキャンディー+おまけスモークで本塗り完了しております。画像は本日朝一にクリアー抜きのマスキングシートを貼っているところです。ちなみに今日はいつもより早く来る予定だったのですが背中が痛くて二度寝してしまいまして・・・。ただ前準備のお陰でかなり時間に余裕がありましたから作業は焦らず出来ましたのでご安心下さいませ。

imp70 マスキングシートを水貼りして位置を合わせたら少し置いて乾燥させておきます。内部に水が残っていてもこの時点では関係無く、後で剥がした時によく乾かせば問題ありません。と言うか足付け処理をして脱脂処理された面に貼ったシールはガッチリ付いてしまうので剥がすのが非常に大変になります。

これは市販のステッカーを貼るときなども同様で、車のボディなどに貼る場合は脱脂では無くむしろワックスを塗ってから貼った方が良い場合もあります。勿論エアロパーツなどの貼り付けでは剥がれたら困りますから十分な脱脂が必要ですが、いずれ褪色してしまうようなシールは剥がす時に出来る限り簡単且つ綺麗に剥がれて欲しいのでこういう場合はワックスを塗る方が吉だったりします。コーティング屋さんならよく御存知かと思いますが、劣化したステッカーなんて迂闊に手を出せませんよね・・・(最悪再塗装費を負担しなければならなくなりますので)。

imp71 そして透過性のレッドを塗り終わってマスキングシートを剥がした状態です。新たに出て来たプラスチック素地にプライマーを塗ったら続けてスモークを塗ります。

imp72 全体に薄くスモーク(おまけスモーク)を塗ったらクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

imp73今回使用したのはスタンドックス社の「クリスタルクリアー」なるクリアーですが、通常使っているクリアーに比べこちらはワキが発生し易いのが特徴です。塗ってからある程度の時間を置いて「もう大丈夫かな」と思って熱を入れると全体に小さなピンホールが開いてしまったりします。まあこれはこのクリアーに限る事では無くそれぞれ特徴があって、当店の場合は通常使っているクリアーは同社の「イージークリアー」なる物で、そちらはそういった症状は非常に出難いです(ただしこの「イージークリアー」もマイナーチェンジがあったりして色々あるのですが)。

なのでクリスタルクリアーを使った場合は「塗ったその日には熱を入れない」、と言うやり方が常になっていて、塗り終わった後一時間以上はブースを回して新鮮な空気を常に当ててあげ、その後は次の日まで放置するようにしています。ちなみにこの時気をつける事は「湿度」で、硬化剤に使っているイソシアネートは水分と反応し易いのでブースの床に水を撒いている場合(ホコリ撒き上げ防止の為です)はその後の換気にも注意が必要です。以前DUPONT(なる別メーカーの塗料)を使っていた時「カブリ」(白化)で悩んだ時期があってそれはそういう事でした。その多残り少なくなった硬化剤は本塗りには使わずサフェーサーなどに回してしまうなどの対策がお勧めです。缶をしっかり密封していても内部の空気(湿気)量が多くなると反応しているっぽいんですよね。その都度窒素ガスでも充填すれば良いのですがそれなら前記の方法の方が多分楽ですので(コスト的にも手間的にも)。

ちなみに当店の夏季休業日はトップページで御案内している通り「8月16日~21日」となっておりまして、今回塗った物は連休明けの完成となります。何卒御容赦下さいませ。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!