CORSAIRパソコンケース 旧塗膜剥離

corsair27コルセアのパソコンケースは一部オーナー様自ら塗装された箇所もあったので、てっきりこちらのシャーシ部のパーツも自家塗装塗膜かと思いきや、どうやらこちらは新品製造時に塗られた塗膜だったようです。肌が非常に悪い焼付け塗装、といった感じですかね。

このまま塗っても素地の悪さが影響されてしまいますのでこちらは溶剤槽に浸け置きをして塗膜を剥がす事にしました。

corsair24数日間溶剤槽に浸けて置き、塗膜がやわらかくなったらスクレーパーとワイヤーブラシで塗膜を削り落とします。

corsair25自家塗装のラッカー塗料なら溶剤で簡単に溶けますが、劣化していない焼付け塗膜でしかも今回のように厚塗りされていると勝手に剥がれてくれる訳ではありません。ある程度は物理的に剥がし、再度漬け込む事によってそこから溶剤が浸透して剥がれ易くなってくれるのです。かなり地味な作業ですが、実際これだけで殆ど最後までやりきります。まあ千里の道も一歩からですから(苦)。

corsair26 一回目の物理的作業を行って漬け込み、数日後にもう一度やるとこんな感じにまで剥がす事が出来ます。このような単調な作業を一日中繰り返していたりしますから色々やられてしまう所もありますが、最終的に仕上がった美しい塗膜を想像すれば何とかやってはいけます(笑)。

corsair23ちなみにこちらはブルーメタリックに塗られていたパネルですが(先日の色の作成の時に使ったパネルです)、塗られていたのは恐らく缶スプレーのラッカー系塗料だったので溶剤で洗い流して無事綺麗に出来ました。このパネルは他の塗膜とは違ってツルっとした艶消し黒なので下地としては問題ありませんから足付け処理をしてこのまま塗るようにします。本当は他のパネルもこの方法で済むと思っていたのですが、まさかあの塗膜が純正の物だったとは・・・です。

この後また数日間溶剤槽に浸け置きをし、それでまだ足りなければもう一度浸け置く予定です。その間に他のパネルを進行しておきますね。もう少々御待ち下さいませ!