Y31シーマサージタンク結晶塗装 本塗り

cima14 大変お待たせしました!Y31シーマのサージタンク(コレクトケース)は無事本塗り完了しておりますので御安心ください。

上の画像は燐酸処理が終わって台にセットしたところで、サージタンクは既存のボルト穴を使って直接台に固定していますので倒れないようになっています。以前は先に裏側を塗ってから置いて表側を塗ったような記憶がありますがその後サージタンク関係はこんな感じでセットして塗るようにしています。場合によっては台ごとひっくり返して裏側を塗ったりするんですよ(ランチトとはR30のFJエンジンの何かはそうしてます)。

cima15 サージタンク系はとにかくマスキングする箇所が多いのでちょっと面倒です(その分ヘッドカバーより割高になっています)。

ちなみに旧塗膜を剥離してしまうとどこが塗られていてどこが塗られていなかったのか判らなくなってしまうので最初の状態で各部撮影をしてあります。デジカメが無かったらこの仕事は凄く大変だったのでは・・・と時々怖くなります(全部j模写しないとですので)。

cima16 ケースのカバーは溶剤浸け置きでの剥離なのでサンドブラストはしていません。燐酸処理は行っています。ここも元の通りにマスキングします。

cima17 そしてプライマーを塗布します。薄く満遍なく、ですね。

cima18 そして本塗り完了です。画像は塗った後に140℃程度の熱を掛けて既に結晶目が出た状態です。また一旦熱せられたテープは冷めると非常に剥がし難くなるので被塗物が暖かいうちにある程度剥がしてしまいます。色は鮮やかなイタリアンレッドとなっております。

cima19サージタンクの上にあるのが今回の肝だった既存のアルミシールです。これを残さなければならなかったので溶剤槽には入れられなくサンドブラストでの旧塗膜剥離となりました。

cima20カバーの方は凸部を面研して光らせますので完成時の見た目はかなり変わると思います。また作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!