シーマサージタンク結晶塗装 完成

cima27 こちらもお待たせしました!Y31シーマのサージタンク(コレクトケース)はイタリアンレッドな結晶塗装で本日完成となります。

cima26向こうの本体に手前のカバーが被さる構造です。今回はサージタンク本体に貼ってあるアルミシールを生かさなければならなかったのでそれがちょっと大変でした。

cima29カバーを被せてみるとこんな感じになります。カバーが斜めに傾斜しているのがちょっと不思議ですが、何か理由はあるんでしょうね。中の空気の流れとか、または何かの補機類を避けなければいけなかったとか・・・(そもそも開く構造自体珍しいかと)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げます。この度のご依頼、誠に有り難う御座いました!

 

シーマサージタンク 凸部研磨

cima25 先日結晶塗装を塗り終えているシーマのサージタンク(コレクトケース)のカバーパネルです。凸部を研磨して鏡面状に光らせます。

削るのは塗膜だけでは無くアルミ表面の腐食も削り落とさなければならないので、最初は切削力の強いシングルサンダーでざっくり粗研ぎします。ただこれを多様すると部分的に彫ってしまい歪んでしまうので、その後はダブルアクションサンダーで平滑に仕上げるようにします。さらにその目を細かい番手に変えたシングルサンダーで削り落とし、さらにそれをまたダブルアクションサンダーで削って・・・と番手を細かくしつつ交互に繰り返していきます。

cima26最終的には手研ぎで#240→#320→#400→#600→#800と行い、細かい目のヘアーラインに仕上がったら最後にウレタンクリアーを筆で塗って完成です。予想以上に時間が掛かる作業ですがこの辺はもう地道にやるしか無く、ただ打てば響くところもあるので地味に楽しかったりもするんですよね(病)。

明日には完成予定です(と言ってももうすぐ3時ですが・・・笑)。もう少々お待ちくださいませ!

Y31シーマサージタンク結晶塗装 本塗り

cima14 大変お待たせしました!Y31シーマのサージタンク(コレクトケース)は無事本塗り完了しておりますので御安心ください。

上の画像は燐酸処理が終わって台にセットしたところで、サージタンクは既存のボルト穴を使って直接台に固定していますので倒れないようになっています。以前は先に裏側を塗ってから置いて表側を塗ったような記憶がありますがその後サージタンク関係はこんな感じでセットして塗るようにしています。場合によっては台ごとひっくり返して裏側を塗ったりするんですよ(ランチトとはR30のFJエンジンの何かはそうしてます)。

cima15 サージタンク系はとにかくマスキングする箇所が多いのでちょっと面倒です(その分ヘッドカバーより割高になっています)。

ちなみに旧塗膜を剥離してしまうとどこが塗られていてどこが塗られていなかったのか判らなくなってしまうので最初の状態で各部撮影をしてあります。デジカメが無かったらこの仕事は凄く大変だったのでは・・・と時々怖くなります(全部j模写しないとですので)。

cima16 ケースのカバーは溶剤浸け置きでの剥離なのでサンドブラストはしていません。燐酸処理は行っています。ここも元の通りにマスキングします。

cima17 そしてプライマーを塗布します。薄く満遍なく、ですね。

cima18 そして本塗り完了です。画像は塗った後に140℃程度の熱を掛けて既に結晶目が出た状態です。また一旦熱せられたテープは冷めると非常に剥がし難くなるので被塗物が暖かいうちにある程度剥がしてしまいます。色は鮮やかなイタリアンレッドとなっております。

cima19サージタンクの上にあるのが今回の肝だった既存のアルミシールです。これを残さなければならなかったので溶剤槽には入れられなくサンドブラストでの旧塗膜剥離となりました。

cima20カバーの方は凸部を面研して光らせますので完成時の見た目はかなり変わると思います。また作業進行しましたら紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

Y31シーマサージタンク 素地調整

cima11 こちらもお待たせしております。Y31シーマのコレクトケース(サージタンク)も洗浄を終えてブラスト作業も完了しております。ちなみにこちらは特に腐食が出ていると言う訳では無く、これに貼られたアルミシールを生かす為にブラスト作業で旧塗膜の剥離を行っています。尚これとセットで御依頼頂いている「蓋」の部分は溶剤槽に浸け置きして旧塗膜の剥離を行っています。その方が作業の手間は掛からず費用は安く済みますので。

cima12 ちょっとこの角度だと見えますが向こうにそのアルミシールが貼ってあります。そこも傷が付かないようにマスキングをした上でサンドブラストを行っています。

cima13そしてこんな感じで各パーツのサンドブラスト作業が完了です。尚もう一個スチール製のVWゴルフⅡのヘッドカバーもありますがそちらは本当に錆がひどいのでブラスト専門店にて強力な直圧ブラストをお願いしています。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

Y31シーマサージタンク 結晶塗装承ってます

cima9 こちらも紹介が遅れました。Y31シーマのサージタンクです。以前セドリックの同じ物で何回か塗っている物ですね。蓋が脱着式になっていて他ではちょっと見ない特徴的な形状になっています。

cima10今までのご依頼でもそうでしたが、今回もこれに貼ってあるこのアルミのシールを残してと御指定頂いてますので、今回は溶剤浸け置きでは無くここを養生してサンドブラストでの対応となります。またご依頼内容としては結晶塗装の赤で、フェラーリのような鮮やかな赤で承っています。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!