YAMAHA T-MAX カウル 本塗り

tmax8 こちらもお待たせしました!先日サフェ研ぎを終わらせていたFRP製の社外品カウルと純正カウル一点、無事本塗り完了しております。

御依頼品はどちらも新品だったのですが、FRP製のカウルの下地が宜しくなかったので「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地をやり直しています。

tmax9 こちらは純正品のサイドカウルで、前回オールペンでカウル一式を塗らせて頂いたのですがその後転倒しまったとの事で損傷してしまったカウルの代わりに新品をご用意して頂きました。一見すると「違う色に塗り重ねるの?」と思われそうですが下の色は全く関係ありません(影響されません)ので御安心ください。車のドアとかも元々のプライマーは黒かったりしますので、多分気分的な問題だけです(ただ新車で買った車の下から違う色が出てきたらショックでしょうけどね。外車のバンパーなんかは昔は時々見かけましたが最近は余りないと思います。ただし仏、伊辺りは未だに怪しいですけどね(笑)。

tmax10 そして本塗り完了です。色は前回同様、日産の純正色「タイタニウムグレー」(カラーコード:KAC)となります。

こちらのパーツは元々新品の塗装済み品でしたので本来ならばそのまま足付け処理だけして塗っても良いのですが、今回わざわざ下地作業を行いましたので一応最初の状態と比較してみたいと思います(嫌がらせという訳では無くどの辺にお金が掛かったかという事でして・・・)。

DSC_1194bike カーボン製品はある意味仕方無いのですが、型から抜いた後にカーボンの繊維目が浮き出てしまい肌が悪く見えてしまいます。一応後からクリアーを塗られているようですが艶が無いというか写り込みが無くなっちゃってますほね。

tmax11 あれをあのまま塗ってもこうはならなく、要は下地が平滑だからこそ滑らかな仕上がりになるという事です。

tmax12その点純正部品は金型からの成型なので元々の下地は良く出来ていて、さらに塗装がされていればそれが良い下地になってくれるので足付け処理だけでも綺麗に仕上がってくれます。下手にプライマリー仕様(プライマーまたはサフェーサーが塗られた製品)のパーツよりも余程この方が塗装屋としては楽ですかね。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。来週半ばくらいを予定しております。もう少々お待ち下さいませ!