TREKカーボンフレーム 旧塗膜剥離

trek_1お待たせしておりましたトレックのカーボンフレーム(とフォーク)は作業着手しておりますので御安心下さい。相当粉っぽい作業になるので他の予定があると何も出来ませんからタイミングを見計らっておりました(ただそうこうしている内に既にパンク状態になってしまいまして・・・苦)。

上の画像は粗研ぎ後の状態で、あっという間にここまで剥がれた感じですが気合が入り過ぎて色々撮影し忘れました。最初はかなり粗めの#80で始めましたが、削っても削っても塗膜しか出てこず相当の厚みがあったようです。かなり辛い作業でしたが最初に重量を計っておいたお陰でモティベーションは最後まで維持出来ています(笑)。

trek_2先ほどの画像の状態まで削った段階で下に落ちていた塗膜の粉を集めてみました。目見ですが缶コーヒーの中に詰まるくらいの量があるかと(恐)。

trek_4さらに番手を落として剥がした状態です。かなり落ちたように見えますがこれでもグレー色の下塗り塗膜はかなり残っているのでまだかなり時間は掛かります。最終的には目を細かくしなければならないのでその作業も大変なんですよね。

ちなみに手研ぎでの剥離作業ではさすがに大変過ぎますから、こういった場合ではエアーツールが頼みの綱で、ただシングル系のサンダーはフレーム本体を傷つけてしまうのでダブルアクションサンダーをメインに各サイズを使い分けて、その他オービタルサンダーやリューターも使っています。

trek_5濃い目のグレーまで削るのを目安にしています。この状態でシリコンオフをスプレーして艶を出してみると・・・

trek_3こんな感じにカーボン目が出ているのが判ると思います。ただ私のTREK同様、余り綺麗なカーボン繊維では無いみたいでして・・・(苦笑)。

と思って何て言うカーボン繊維なのか調べてみたら参考になるサイトを見つけました。TREKのUSA工場をレポートしたようです。どうやら小刻みにカットしたカーボンシートを継ぎ接ぎしたような貼り方みたいですね。なるほど納得です。

こちらの作業もまだ当分続きますので(フォークもですし)、下塗りクリアーまではもう少し時間が掛かりそうです。作業進行しましたらまた紹介しますのでどうぞ今しばらくお待ち下さいませ!