アテンザパドルシフト デカール文字作成

atenza45 先日分解が完了したマツダアテンザの純正パドルシフトです。素地がザラザラとした梨地なのでそれを平滑にする下地処理を行わないといけないのですが、その前に後で再現するプリント文字をデータ化しておきます。

atenza46 プリント文字の位置については画像として何枚も撮影していますが、こんな感じにパドルシフトの形に合わせたマスキングシートに直接位置を記しておく事がとても有効です。画像だと曖昧になってしまう水平もこれなら簡単に出せますからね。

atenza47 そして文字をデータとして作り、とりあえずコピー用紙に印刷して元の物と比べてみました。一見なんて事は無いのですが、これでも結構手を加えています。

一応文字色はまだ保留中で、そちらが決定次第デカール作製専用のドライプリンターで印刷したいと思います。何よりこれでこの文字が消えても大丈夫ですから、これでようやく下地作業が出来るのです。

実は少し前に、新車の自転車フレームを「既存の塗膜は全部剝がし、元のデザインの通りにハイクオリティな状態で元通りに塗装して欲しい」と言う御依頼を承っていまして、ただ実はそういった作業は結構大変な事なのです。

既存の塗膜を剥がしてしまうと元のデザインは目前から消えてしまう訳でして、かといって撮影して画像で残すくらいでは参考程度にしかなりませんから、ロゴの形や位置は勿論、2トーンカラーのデザインや配置まで全てミリ単位で一旦データ化し、実物の無い状態から資料だけで元の通りの実車のカラーリングに戻すような作業なのです。まさに試作車を作るような感じですかね。本当に大変でした・・・。

ちなみに何故そんな事をしたかと言うと、既存の新車塗膜は仕上がりが悪く(・・・)、かといってそれを塗り直してしまうとそこの自転車屋さんに出入りが出来なくなってしまう(!?)と言う理由から、そのフレームを見てそこのお店の人(多分それを塗った方)が見ても、塗りなおした事が判らないようにする必要があったのです。何だか凄い世界ですよね(怖)。

atenza48そしてこちらはスモーク塗装で承っておりますシフトパネルです。素材はテールランプ同様アクリル樹脂で、次のテールランプの塗装のターンと一緒に本塗りをする予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々御待ち下さいませ!