BMW パニアケース蓋 下準備

bmw404 こちらはBMW R1200RTに取り付け予定の社外品パニアケースの蓋で、会社としては今日からお盆休みに入っているのですが、ちょっと気になったので先に色の確認だけしておく事にしました。まずは汚れないように裏側をマスキングしておきます。

bmw407 今回は2トーンカラーでご依頼頂いていまして、その内の下側部分については「既存のグレーに近い色味で」とご指定頂いているのですが、どうやら現状はグレーでは無く完全な「ブラック」の模様です。シリコンオフ(脱脂用の溶剤)を吹き掛けて艶を出して色見本帳と見比べてみると実は色が黒だったのが判ります。

 

bmw405並べている色見本帳は下から二番目の黒が「黒+艶消しクリアー仕上げ」の見本で、これにもシリコンオフを掛けて艶を出した状態にしていますがほぼ同じ黒なのが判ると思います。なので今回塗る色もグレーでは無く黒で対応するように致しますね。

尚、パニアケースの表面は細かい梨地になっていて、これのせいで黒がグレーに見えていた所もありますから、これの上に塗装する事によって既存のザラザラよりも質感はシットリとするので見た目の印象としては今よりも黒っぽく見えるかも知れません。ただその分傷は付き難くなりますので(現状爪が引っかかるだけで直ぐに傷が目立つ状態でした)、塗装するメリットは十分あると思います。

bmw406工程といては、一旦全体を「黒+艶消しクリアー」で塗装し、完全硬化させた後に今度はプレスラインより上側を艶有の白(アルピンホワイトⅢ)で仕上げる予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!