MV Agusta ロアカウルパネル塗装 完成

mv11 大変お待たせしました!MV Agustaなるイタリアのバイクのアンダーカウルパネル、ホワイトパール塗装で本日完成となります。

mv14色に関しては厳密な調色作業を行った訳では無いので目立つ部分だと隣り合うパーツ同士で色違いは感じてしまうと思いますが、配合データが無い色で一から色を作るとなるとそれだけで相当の費用が掛かってしまうので今回は「近似色」と言うことで簡易的な色の作成で行っています。今回であればオーナー様がおっしゃるように装着しても殆ど見えな所に着く部品なので問題無いと思います。ただ当初予定していたトヨタの049とは明らかに違ったようなのでそちらは却下しましたが・・・。

最初の状態も紹介しますね。

mv3素材はPA(ポリアミド)で表面がザラザラとした梨地状でしたから、本来は「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な下地を作りますが、これを全て手作業で行うとなると結構な手間と費用が掛かりますので今回は1コートソリッドダイレクト(クリアーに色が着いたような上塗り塗装)を下塗りとして二回分塗るような感じで仕上げています。勿論二回分の塗装なのでそれなりに費用は掛かりますがそれでも全面サフェーサーを塗って研ぐよりは時間が短縮出来て費用も抑えられています。こういった場合は塗装費よりも下地処理費が上回ってしまうなんてケースもありますからね。

mv12本来のサフェーサーを使った下地処理では無い場合のデメリットとしては「シャープ感が損なわれる」と言う事ですが、塗装した面はバイクの一番最下層の地面スレスレ部分ですからそこまで仕上げなくても良いという判断です。そもそもがシャープな造りでも無いですしね。

mv13 ただそれでも何もしないまま「単に塗るだけ」の仕上がりとは全然違いますので用途によって使い分ければ宜しいかと存じます。2ndレンジローバーの未塗装バンパーとかは大分この方法でやりましたしね。それでも純正のカラードバンパーよりも艶が良いというオチ付きでして(苦笑)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!