CB1300キャップシリンダーヘッドサイド 本塗り

cb30 先にお預かりしたヘッドカバーの結晶塗装はまだなのですが、某案件でゴールド(キャンディーイエロー)に塗る作業があったので、それに併せてこちらも一緒に本塗り完了しております。

上の画像はサフェーサーを水研ぎしている所で、先日紹介したBMW MINIメッキエンブレムと一緒に作業していました。

cb31 こんな感じでセット完了です。今回これと一緒に自転車のフレーム&フォークを塗っていまして、それの詳細については年が明けたら紹介したいと思います。

cb32先ずは下色となるシルバーを塗ります。今回は自転車フレームのカラーで各々ご指定がありまして、「とにかく派手に」と言う事ですので、使用したシルバーはSTANDOX原色でも一番粒子が粗いMIX598を採用しています。

cb33 その上に透過性のイエローを塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。この辺はいつものテールランプの塗装と同じで色が赤や黒が黄色になっただけで、特段特殊な事をやっていると言う訳ではありません。ただ今回の為に新しく色を取り寄せましたけどね。

cb34 構造としては折り紙に入っている金色のアレと同じで、下にあるのがシルバーメタリックでは無く「メッキ」であればさらに金メッキっぽくなります。ただ当店ではメッキの上に直接上塗り塗装はお受付していませんので、わざわざ手間を掛けて元々メッキだった物を無くして(剥がした訳ではありません)新たに塗り直していると言う訳です。

cb35今回用意したのはイエローとオレンジ系のキャンディーカラーで(そして紫も!)、ただどちらもそのまま使うにはくど過ぎるので、それぞれを混ぜて金色っぽく見えるように調整しています。塗れば塗る程色が変わっていくのでこの辺の調整が結構手間が掛かりましたかね。ただこれも今やっている立体色見本(何故か笑)の作製に採用されますので、また次回同じ色を作りたい時もデータが残っているので安心、と言う訳です。

ちなみに以前はご依頼毎にこういう事をやっていたのですが、流石に病気になりそうだったので今はやっていません(笑)。以前は塗装対象が「車体」だったので台辺り単価が高かったですからそういう事も出来ましたが、今はとにかく案件数が多いのでこれ以上やる事を増やせないのです。本当は全部データとして残しておきたいんですが、ただその代わりにこの日記が凄く役に立っていたりもするのです。

色見本についても撮影しておきましたので後日社外記の方でも紹介しますね。

ヘッドカバーの方はもう少ししたら剥離作業が終わると思いますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!