先日サンドブラスト屋さんより戻って来ておりましたスカイラインGT-R(KPGC10)のS20エンジンカバーです。本塗りはもう少し先を予定していたのですが、本日は(一応)休日と言うことで時間的に余裕があったので本塗りを行いました。
ちなみにブラスト屋さんから戻って来た時は乾燥剤と一緒にラッピングされているので、作業着手のその日まで開封はしません。折角綺麗に一皮剥いて貰ったのに酸化させてしまったら勿体無いですからね。
リン酸処理を行い、綺麗に洗浄~乾燥させたら各部をマスキングします。塗装後に面研する凸部も、多少なり後で作業が楽になるように適当にマスキングしてあります。
今回は「重防錆仕様」で承っていますので、使用するプライマーは浸透型エポキシプライマーとなっています。プライマーでこんな艶が出るのってエポキシ系くらいですよね。
色は「濃い緑」と言う事で、昔レストア業者様からご依頼頂いてよく塗っていた色を採用しています。黒・青・オレンジ・白の結晶塗料を混ぜて作っています。画像は既に熱を掛けて結晶目が出た状態です。
日産のFJエンジンとこのS20のアルミはとにかく硬くて、最後に面研して鏡面状に光らせるのがかなり大変です。かといって機械研ぎ(サンダー)を使うと角だけが減って余計に凸を削ってしまうのでそれを使うのは最初だけで、あとは殆ど手研ぎで1時間くらい掛けて削ります。これに比べるとフェラーリとかアルファとかのイタ車のアルミはもっと柔らかいんですが、一体何故でしょう・・・。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!