BMWカーボンパニアケース蓋 本塗り

bmw55 紆余曲折ありましたがBMW用の社外品カーボンパニアケースの蓋は無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ!

先日サフェ入れまで完了していたパニアケースですが、(その後入れた熱のせいか)大きな歪みが残っていたので再度ポリパテでラインを修正していました。

bmw56 と言う事で2回目のサフェーサー塗布が完了です。ここまでの工程をおさらいしますと・・・、

・軽量エポキシパテ(Z-1パテ)
・エポキシプライマーサフェーサー
・スプレーパテ(ポリパテ)
・ウレタンサフェーサー
・ポリパテ
・ウレタンサフェーサー

といった下地処理となっています。全て2液混合硬化なので熱を入れない訳にはいきませんから、どうした物かと思ってそっと水面下で作業していました。

bmw58 サフェーサーは空研ぎ#320→#400である程度のラインを出し、その後水研ぎ#400→#600→#800とラインの形成~ペーパーの目消しを行います。

パテで修正した箇所の歪みは無事取れまして、ただ原因についてはやはり内部の構造が関係しているんじゃないかと思いますから、今後熱を掛けるのは低温に抑え、その分長めに対応しようと思います。何にしても、パネルに穴を開けて内部に発泡ウレタンを注入して固定、なんて事にならなくて良かったですよ(本当はそうしたい所ですがまあキリがありませんしね)。

bmw59 パネル裏側のマスキングを全て貼り直し、いよいよ本塗り開始です。

bmw75パニアケースの方でベースコートを塗り終えたら、先週の内にデカールを貼っておいたカーボンエンブレムも合流します。こちらはもうクリアー塗装のみです。

bmw61パニアケースの方はベースコートを塗布し、クリアーを塗ったら本塗り完了です。

色は今までご依頼頂いた時と同様、オールペンされたボディカラー同色のトヨタレクサス「エクシードブルーメタリック」(カラーコード:8U1)です。クリアーはクリスタルクリアーですね。

bmw62今回ほど粉まみれになったのは車を塗っていた時以来と言うくらいの量でしたが、その甲斐あってこれがあのボコボコのカーボンパネル(!)だったとは判らないと思います。いやはや途中でどうなる事かと思いましたよ・・・(まだ終わってはいませんが)。

bmw63 裏側は敢えてカーボン地を残すとの事で、純正と同様フチの裏側までを塗装しています。

bmw64巣穴だらけで、サフェーサーを筆で塗ったヒンジ部分のスペーサーも一緒に塗っておきました(普通は筆でサフェーサーを塗ったりはしません)。

darth9実は今回のご依頼でこの色は3回目なので、今後また同じ色でご依頼頂いても配合データの色を間違えないようにと色見本を作っておく事にしました。ちなみにこれは遊んでいる訳では無く色見本の為の物です(念の為)。

本当は毎回使用した配合表を、そのままここで紹介してしまえば後で何を使ったのかとか中身を見るのに凄く便利だと思うのですが(タグ付けすれば検索も出来ますし!)、配合データの内容は著作権等の問題があるので公には出せないんですよね。

bmw76 そしてカーボンプレートにもクリアーを塗って本塗り完了です。

ちなみにこれも遊んでいる訳では無く、元々先程のパニアケースにある窪みに嵌まる物を当店のロゴでご依頼頂いています。

bmw77「PRO_Fit」の部分は塗装で、「®」と、「Creative Paint Shop」の部分はデカールになっています。デカールは段差が出来ているので後にペーパーで削って、多分もう一度クリアーを塗る事になると思います。どの道パニアケースの方は熱が掛けられないので(掛けたくないので)長めになりますから時間的なロスは無いと思います。

一応完成予定としては二週間後の3月半ばくらいを予定しております。どうぞもう少々お待ち下さいませ!