ハーレーフェンダー&ラジエターカバー 色確認

harley14先日よりFRP製のラジエターカバーの作業を開始しているハーレーのパーツですが、今回は色の確認も承っておりますので、そちらも早速行っておきました。

尚、画像中央のフェンダーは既に他店にてパウダーコートが塗装されていて、今回はこれを塗り直しますから、色を合わせるのは画面右側のパーツとなります。

harley40 カラーコードは「DH」で、まずは配合データそのままで作成して色を確認します。

先ほどの画像の一番右側にあった見本の色と比べると、若干黄色くて明るい感じです。ただバイクのパーツであれば車のように同一角度上にパネルが並ばないのでこのまま塗ってもほぼ色違いは判らなく(塗装屋でも判らないレベルです)、許容範囲内で納まる方だと思います。まあ一応ちゃんとした配合データですしね。

harley39 尚、先ほどの色の配合データでは、黒の原色(MIX854)に対して黄土色(MIX581)と白(MIX570)が入っていますが、どうせならと言う事で新たに黄土色と白を抜いてMIX854だけで確認してみました。尚MIX854(黒)の原色の特徴としては、「M/Pカラー専用ブラックでM/P原色と混ぜると正面に黄味、スカシに赤味」といった内容が記されています。ちなみに「M/P」はメタリックとパールの事で、今回はソリッドカラーですが余り気にしなくて大丈夫です(いつもの事でして問題もありません)。

STANDOXの原色特性についてはこちらのページから確認出来ます。専門的な物ですが誰が見ても大丈夫ですので問題ありません。

harley41 MIX854の原色黒のみを色板に塗って見てみると、こっちの方がより近いです。

harley42色板の位置を変えてみました。塗ってある色は先ほどと同じ物です。

harley43少し気になってパウダーコートで塗られたフロントフェンダーの色も見てみると、なるほどこちらは色見本(実車)の黒と比べてかなり黒いです。恐らくオーナー様はこれが判っていたので、今回配合データがあったとしても一応色を確認して欲しいと言う事だったのだと思います(もちろん費用は掛かります)。

先ほどリンクを貼ったSTANDOX原色表を見て頂くと判るのですが、スタンドックスは黒の原色で7種類あります。恐らくですが、今回フェンダーの塗装に使ったパウダーコートではそこまで黒の原色に種類が無い事、また実車(4輪車・バイク)の配合データなどは存在しないので、そのまま塗った黒がハーレーの黒(DH)よりも黒かったと言う感じでは無いでしょうか(粉黛なのでそう気軽に色も見れないと思いますし、そこは塗料の性質上もう仕方ない事だと思います)。

一応色を確認した結果を改めてメールでお知らせいたします。