LOTUS樹脂製エンジンカバー 結晶塗装 本塗り

lotus44 先日凸文字用のマスク型を作成しておいたロータスエリーゼ用のインテークカバー&プラグカバーです。

その後アルカリ洗浄液槽に浸け置きして油分を洗浄し、サンドブラストで足付け処理をしておきました。

lotus45 通常樹脂パーツに粗目のアルミナ粒子をブラストすると表面が荒れて大変な事になりますが、塗料の密着が悪いPA(ポリアミド)樹脂で、尚且つ塗膜へのストレスが高いエンジンルーム内での使用を想定するとこれくらいやっておいた方が確実です。凸文字の隙間を手掛けでペーパーを当てるよりもこの方だ断然早いですしね。

lotus46 その後よく洗浄し、十分に乾燥させたらプラスチックプライマーを塗って本塗り開始です。

lotus48 結晶塗装の赤を塗り、140℃程の熱を掛けて結晶目を出します。

lotus49ちなみに結晶塗装の場合最初は赤外線パネルヒーターで熱を掛けますが、その後カリっと焼き上げたいのでさらに乾燥炉で熱を掛けます。

lotus47結晶目は塗膜の厚みや熱を入れるタイミングなどによって仕上がりが変わるので、最初は赤外線ヒーターで結晶目が変化する様子を見ながら調整し、しっかり結晶目が出きったら乾燥炉の中に入れて焼き切るといった二段構えで今は対応しています。

この後数日寝かしたら凸部を面研し、先日作成した型枠を使って凸部をシルバーに塗る予定ですが、もし型枠&スプレーの方法が上手く行かなそうならいつも通り筆で塗って対応します。

どうぞもう少々お待ちくださいませ!