先日裏側へエポキシプライマーの塗布を行っていたメルセデスベンツW124のヘッドカバーとプラグカバーです。その後熱を掛けて塗膜を硬化させ、いよいよ表側となります。
裏吹きの時と同じく、まずはスプレーでは入り難い個所にプライマーを筆で塗っておきます。
浸食の痕や歪が多く見られ、このまま艶のある塗装にしようとするとかなり酷い見た目になってしまいますが、結晶塗装であればそういった粗を目立たなくしてくれる効果がある為、昔からこういった鋳造製品には多く採用されています。
色はメルセデスベンツ純正色の「マーブルグレー」(カラーコード:7201)を参考に、黒・白・黄・赤を足して似たような色を作製します。ちなみにこの量では足りないのでこの後この色を参考にさらに量を増やしています。
色がグレーなのでプライマーを塗った時と余り変わり映えがしない所はありますが、モノトーンのようなしっとりとした落ち着いた感じがお好みであればこういった色も良いかと思います。
画像ではまず一度目の焼きが終わったところで、この後もう一度140℃20分程の熱を掛けて完全硬化させます。
それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!