三菱 i(アイ)ヘッドカバー塗装承ってます

 先日到着しておりました三菱 i(アイ)のエンジンヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容は結晶塗装では無く「艶々仕上げ」で、ただし今回は素地の状態が良いので下地処理はサフェーサーの使用では無く、「2度塗り」での対応となります。三菱のマークとMIVECの凸文字は研磨して素地を露出させ、その上にクリアーをコーティングするように仕上げる予定です。

以前「2度塗り」の方法で行った施工例がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

日産L型ヘッドカバー2トーンカラー塗装 完成

上記のL型ヘッドカバーは凸文字部を「白」にする為、最初の本塗り(下塗り)で一旦ヘッドカバー全体を白に塗装しています。サフェーサーの代わりにトップコート(白)を利用した感じですね。

他には以下のマツダアテンザのフロントグリルもそういった塗装方法となっています。

MAZDA6 Front Grill

ただしこれは素地が比較的良好な場合のみ対応出来る事で、素地の状態が悪かったり、梨地の凸凹が粗いと余計に酷い結果になるので全くお勧めが出来ません。

梨地やシボ模様にそのまま上塗りを行う場合は、それらを飛躍的に目立たなくさせる結晶塗装や、もしくは艶消し仕上げがお勧めとなります。

参考までに、以下のマツダアテンザの樹脂製エンジンカバーは、元々かなり粗い(深い)梨地でしたが、艶消しクリアーで塗る事で比較的格好良い仕上りに出来ていたりします。これが艶ありだったらデロデロな感じになって非常に気持ちの悪い仕上りになってしまいます。

MAZDA 6 Engine cover

 今回の製品は比較的綺麗な素地ですが、やはりと言うか素地のそのまま、しかも鋳造製品ではありますので、よく見ると小さい巣穴や傷などが残っています。素地の状態だと気にならない物でも、塗装を行うと塗料の表面張力によりちょっとした粗はさらに目立つようになり、さらに全体が艶々になるとそういった部位ばかりが目立ってしまう事になりますが、サフェーサーとは言わないまでも、一旦下塗りをを行う事でこういったちょっとした粗はかなり目立たなくする事が出来ます。

尚、ご希望の塗色はマツダの「ソウルレッドプレミアムメタリック」風で、以前施工した記事がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

Nissan Skyline R32 GT-R Engine parts

R31スカイラインヘッドカバー塗装 完成

インプレッサWRXグリルモール塗装 完成

画像は撮影する環境によって変わるので、それぞれ違う色味に見えますが、どれも同じ塗装となります。

尚こちらは3コートのキャンディー塗装となりますので、通常の塗装に比べて割増費用が必要となっております。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!