ホンダカブヘッドカバー 本塗り

 先日お預りしておりましたホンダカブ純正ヘッドカバーです。

今回は赤と黄色の二個でご依頼頂いておりまして、赤の方は先に塗ってあるのですが、その後タイミングが合わず結構長くなってしまいました。大変長らくお待たせしました!

既にリン酸処理も終え、マスキングも行っておきました。

 まずはプライマーを塗布し、

 結晶塗装用の塗料(イエロー)を塗布します。フィンがスプレーの邪魔をするので、スプレーガンのパターンを一番捕捉し、フィンの隙間を一つずつ左右から塗るようにしています。

 その後140℃程の熱を掛けると結晶目が現れ、塗膜が硬化します。

 一回目の熱入れは赤外線ヒーターで、後日もう一度恒温器(乾燥炉)で焼き付けます。

今回は業者様からご依頼を頂いたS2000のヘッドカバーを一緒に塗っているのですが、偶然にも違う業者様から同じ物が重なり、当初は一緒に塗ろうと思っていたのですが、どっちか分からなくなると困る&量的にも厳しかったので、もう一つは後日本塗りを行う予定です。その時に今回のターンで塗った結晶塗装も一緒に熱をいれる予定です(恒温機の場合、1個でも4個でも使用する熱量は変わり無いのでまとめて入れたいのです)。

またこちらは後日”HONDA”の凸文字部分を研磨し、クリアーを筆塗りしておきます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!