NDロードスター ヘッドカバー 本塗り

 先日下準備を行っていたマツダNDロードスターのヘッドカバーです。

得体の知れないクリアー皮膜を剥がし、その後リン酸処理を行ってよく洗浄しておきました。

 まずは全体にプライマーを塗布します。

以前、プラグホール周りに結晶塗装を行うとプラグキャップの嵌りが悪くなるという報告を一度だけ受けた事がありまして、それの対策として現在はその部分には結晶塗装を塗らないようにしています。今回は新品なのでアルミ素地をそのまま残しても良かったのですが、一応プライマーの塗装&ベースコートの黒を薄膜で塗るようにしています。

 黒が乾いたらマスキングを行います。

 そして結晶塗装用の塗料(リンター)を塗布します。塗り方が浅いと(薄いと)結晶目が出ないので、全体にしっかりと塗り込みます。

 その後120℃~170℃の熱を掛けると画像の様に結晶模様が現れます。表面が先に乾き、後から内部が固まる事で差異が生じて縮んだ模様になります。いつも使っているSTANDOXとは違い、1液型の熱硬化型樹脂塗料となります。

 塗料自体は艶消しでは無く、表面が縮れた模様になる事で艶消しっぽく見えるようになります。なのでボディーシューツなどと違い、表面がザラザラになって拭いたタオルの繊維が引っかかって丸まってしまう!なんて事はありません。

この後はもう一度、次は恒温器で120℃20分くらいの熱を掛けて硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!