ゼンハイザーE945マイク 本塗り

 先日お預かりしておりましたゼンハイザーE945ボーカルマイクです。

マイク本体には艶消し黒(クリアー無し)が塗ってあるのでそれを#800相当で研磨し、グリルはナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状の研磨剤)を使って網目の奥までしっかり足付け処理を行っています。

 よく脱脂してエアーブロー後、まずはベースコートを塗布します。

色は日産「シルキーベージュ」(カラーコード:C42)で、中目のメタリック(MIX812)にイエロー系が3種類、黒と白も入っています。

 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 SHUREのマイクは旋盤加工時の跡が残っているので仕上がりにそれが影響してしまう事がありますが(特にBETA58)、ゼンハイザーは塗られている塗膜が比較的厚いので、研磨してそれを目立たなくする事が出来ます。SPFシルバーはデリケートな塗装になるため、以前塗ったSHURE BETA58Aの時は、サフェの代わりにクリアーを下塗りしてから塗っていたりします。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!