BMWヘッドカバー&サージタンク塗装 完成

 先日本塗りを終えていたBMW E24ヘッドカバーとE34 M5用サージタンク、小物部品の合計3点です。最後にヘッドカバーの凸文字部を研磨して光らせます。

  エアーツールは使わず、当て板を使った手研ぎで#120~#800まで研磨します。

 元々このヘッドカバーの凸部は高さが無いので(薄いので)、塗装面にペーパーが接触しないよう注意が必要です。

 研磨後、アルミ素地の腐食の進行を遅らせる為にクリアーを筆で塗っておきます。クリアーは普通の2液ウレタンです。真ん中の3本が塗った状態で両端は塗っていない状態です。

この後ふたたび60℃40分程の熱を掛けてクリアーを硬化させます(単体では行わず、他の何かを焼くときに一緒に恒温機に入れさせて貰います。

 そして完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介しますね。

サージタンクと小物部品は艶消し黒のような塗装が施されていて、

ヘッドカバーはフィンの一部がフライスで削り落された状態となっていました。

これにアルミ板をカットして作った(業者さんに作って頂いた)ALPINAのロゴを貼り付けています。

 色はガンメタっぽい結晶塗装となります。

本来は二分割になるサージタンクですが、そのままでOKとの事でこの状態のまま作業を行いました。

 内部にあったバタフライは取り出せない為(サージタンクを分解していない為)、そのまま残し、傷が付かないよう軍手で覆って保護してあります。

 BMWのロゴは一部が欠けていましたが、一応は目立たないようになっているかと思います。

 今回アルミ板は2ミリの厚さで作成して貰いましたが、1ミリで良かったと思います(かなり削りました)。

 近接画像です。

ボディーシューツのような単なるザラザラでは無く、幾何学的なチヂレ目模様になっているのが判るかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂き誠に有難うございました!