先日サーフェサーを塗っておいたフェラーリ488ビスタのリモコンキーカバー(表側のみ)です。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。
サフェ部分を#800で研磨し、当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)でペーパー目を均します。アシレックスは空研ぎ、水研ぎどちらも使えます。
クリップで掴める部分があればその方法で、今回のように裏面がフラットな場合は、ガムテープを丸めた物を貼ってそれと芯棒を合体させます。激しくエアーブローしても飛んでいかなようしっかり固定しています。
色はフェラーリ純正色の「BIANCO FUJI/ITALIA」( カラーコード:226027)で、まず下色=カラーベースの白を塗り、その上にパールベースを重ねています。
パールベースはそれ単体では下地が透けてしまう為、「カラーベース+パールベース+トップコートクリアー」の3層=3コート塗装となります。
そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。
サイズ的には小さい物ですが、面積が小さい分ゴミが着くと目立つので、車体を塗るのと同じ様に気を遣って作業を行っています。
裏側まで回り込むようにして塗ると、「フチに色が入っていなかった!」なんて事は無くなります(バンパーを塗った際に耳の部分に色が入っていなかった!というのが塗装屋あるあるです)。
この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!