先日本塗りを終えていたホンダH22A型アコードユーロRのヘッドカバーです。その後恒温機で二度目の焼き付けを行い、凸文字を研磨してアルミ地を露出~光らせました。
本来はそのままの方が金属感があって良いのですが、空気に触れていると酸化して曇ってしまう為、腐食の進行を遅らせられるようクリアーを筆塗りしておきます。
その後さらに60℃40分程の熱を掛け、数日寝かしたら完成となります。大変お待たせしました!
最初の状態も紹介します。
大事にされていたようで塗膜自体はかなり残っていたのですが、新品時の塗膜は密着性が悪いので(プライマーが塗っていないので)、端の方からは経年劣化でペリペリと剥がれてきていました。
それらを全て剥がし、リン酸を使って化成処理を行い、プライマーを塗って改めて同じような色で塗り直しました。
フェラーリ等のヘッドカラーに採用している鮮やかな赤に比べると、こちらは黒ずんだ赤となります。
色の比較として、今回一緒に塗ったマセラティギブリのヘッドカバーと並べて撮影しました。鮮やかな赤と、どす黒い赤の違いが判り易いかと思います。