セリカXX 1G-GEUヘッドカバー 素地調整

先日旧塗膜を剥離しておいたトヨタセリカXXのヘッドカバーです。その後も溶剤槽から引き揚げてはワイヤーブラシで擦って再び浸けてを何度か繰り返し、ある程度の塗膜を剥がしました。

プラグカバーはハンマートンの塗膜が厚く剥がれ難かったので、サンダーを使ってある程度を削り落とします。

錆は素材を浸食し、さらにその奥で進行し続けるので、サンダーだけで削っただけではそれを除去するのは難しいです。よく自動車ボディのレストアで錆びている箇所をサンダーだけを使って削り、しかもその上に直接パテを塗ったりしている光景をみる事がありますが、あれは根本的な修理では無く、単なる延命でしかありません。

こちらの自転車フレームは、自動車塗装屋さんで施工して半年でこうなってしまったとの事です。下からは再発した腐食とパテが出てきました。

という訳で、

そういった浸食されて凹んだ箇所も切削が出来るよう、サンドブラストを行いました。

裏側も同様に行います。

ヘッドカバーは腐食が酷い方と、

こちらがまだマシな方ですが、どちらも同様に腐食が出ています。

ブラストを完了しました。

この後はエアーブローだけして、タイミングが良くなったらリン酸処理→洗浄を行います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!