BMW1/18ミニカー 下準備

先日ルーフにカーボンデカールを貼っておいたNOREV社のBMW1/18のミニカーです。その後何度かの強制乾燥を行って塗膜を硬化させておきました。

タミヤ製のカーボンデカールは本物の質感に似せる為か表面が凸凹としている為、クリアーを塗ってもそれがそのまま残っています。

上記のオーナー様から頂いた画像資料ではツルツルになっていますので、今回もこちらと同様平滑な仕上げにします。

#800の水研ぎと砥石を使い、最後に#1500でペーパー目を均しておきます。

谷のラインは奥までペーパーが入らないので、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って細部まで足付け処理をしておきます。

またある程度期間が空いたので、全体も洗浄しておきます(ウォッシュコンパウンドには洗浄成分も入っています)。

こちらは取り外した外装パーツです。

塗装の肌が残っているので、

こちらもボディと同様、#800→#1500の水研ぎで塗装面を均し、ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで足付け処理を行っておきます。

その他に塗装する外装小物パーツも同じく足付け処理しておきます。

そして今回のリヤバンパーなのですが、元々のモデルはロア部分が艶消し黒(未塗装の樹脂素地をイメージしてでしょうか)になっていますが、

参考画像として頂いている車体ではグレーメタリックの艶あり仕上げになっています。

ボディカラーのカーボンブラック(カラーコード:416)から検索してもこの2トーンカラーの色番号が見つけられず、Twitterで知り合ったBMWを多く扱っているショップの塗装屋さんに聞いたところそちらでもこの色番号が判らず、ただこの場合はいつもRM社の色見本帳=カラーマスターを利用しているとの事で、

当店にもある(普通は無い)同色見本帳から、先方の塗装屋さんに教えて貰った番号の色板を取り出し、

それを測色機で読み込む!という方法で配合データを入手する事にしました。以前施工したトヨタTE27レビンのフェンダーミラーの色を作成したような感じですね。

またその塗装屋さんのアドバイス的には実車はメタリック粒子が細かいとの事なので、

測色機で得られた配合データの中から、

一番粒子の細かいサイズを選ぶ事にしました。

と言う訳で無事バンパー下の色も準備が出来ましたので、いよいよ本塗りの日が見えて来ました。

ただ他にもVWの時と同様のナンバープレートの制作や、破損して作り直したリヤリフレクターレンズなどの作業もありますので、まだまだ時間は掛かりそうです。

そちらも進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!