iMac フロントパネルスピーカー部加工

壁作り

ちょっと前に作業は完了していたのですが順を追って紹介していきますね。

画像は小さくカットしたABS樹脂のプラ板を半田コテで固定して壁を作っているところです。ただし形状が「丸」→「楕円」ですからそれがスムーズに変化するように意識して形を整えていきます。プラ板は半田コテの熱で変形出来ますので曲げる加工は工作感覚で比較的容易です(ただし溶けると非常に臭いのですが・・・)。

スピーカー仮組み

とりあえずこんな感じで壁の貼り付けが完了です。なんだか凄く汚らしいですが骨格的な役割ですのでこの時点では気にしなくて大丈夫です。ただ見た目的には黒い方が良かったですね・・・。

 

3Mパネルボンドミニ

3M社のパネルボンドは「構造用接着剤」として近年の自動車板金修理に必要不可欠な物ですが、量が多いのと専用ガンが異様に高いので使う機会が中々難しかったところがあったと思います。

が、最近出たこれはまさにそれを小さくした物で、お値段もかなり手ごろな金額になっています。キャンペーン時には接着剤とこの専用ガンが一緒になって確か¥5,000程度だったと思います。

ただエポキシ系のパネルボンドは硬化させるのに結構な時間または熱量が必要になるので、今回のような工作程度の使用であればウレタン系接着剤で十分ですからそちらを利用する事にします。専用ガンは兼用でカートリッジだけを替えれば色々な接着剤が使えるので便利です。ただしコスト的には高いですけどね(苦笑)。

参考までに→3M(TM) プラスチックリペア セミリジッド ミニ 34240

接着剤塗布

多分接着剤はやら無くても大丈夫だとは思ったのですが、この時点でポリパテが手元に無かったので手持ち無沙汰から使ってみたところもあります。まあやって悪い事ではないですしね。

 

ポリパテ何だかプラモデル用のパテにも見えますが一応プロ用のポリエステルパテです。

私の仕事内容が車体の板金塗装から小物塗装になってからはパテの使用率が非常に少なくなり、通常は4キロ缶のパテを使うところが1キロ缶となって、ただそれでさえ使い切る前に使用期限?が過ぎて殆ど使わないままにゴミになってしまうようになってしまったのです。

で、「より少量になったポリパテを」と言うことでちょっと前に購入したのがこのチューブ式のポリエステルパテです。缶のタイプと違って空気に触れる面積と機会が少なくて済むので長持ち出来そうです。使い方は一般的なパテと同じく100:2くらいの配合ですね。グレーなのが主剤で黄土色の方が硬化剤です。

ちなみにこれは「バンパーパテ」と銘打っているだけに、「プライマー無しでPP素材にもくっ付く」といった特徴があるようです。本来ポリパテもプラスチックに塗る時はプラスチック専用プライマーの塗布が必須ですが、3Mの「樹脂パテ一番」よろしくそのまま塗っても大丈夫なようです。ただ私的にはいまいち信用しきってはいませんが(笑)。

パテ付け

そしてこんな感じにスピーカー穴の内側にパテを塗ります。一度にタップリ塗って楽をしたいのは山々ですが、実際には「薄付け→研磨」にした方が作業は楽で形も整え易いですかね。特に今回のように研ぎ難い場所の場合は出来るだけ削る手間を減らすようにした方が結果的には時間は短くて済みます。

 

加工は完了

正月休みが明けてから実は工場に持ち込んでサフェーサーの塗布~研磨まで済ませていました。塗装はまだですがどの道この時点で塗ってもまだまだ加工は続きますから傷が付いてしまうのがオチですし。

とりあえずこれでBOSEのツィータースピーカーをiMacのフロントスピーカーとして固定出来るようにしました。茶色いのはスポットパテ(ラッカーパテ)で、現時点では見た目は悪いですが塗ったら解からなくなるので気にしないで大丈夫です。

またこれを鳴らすデジタルアンプについては先日2個の内一個をちょっとした過ち(w)から燃やしてしまいましたが、その後2個追加した後にさらにワット数の高いタイプの物を2個購入していたりします。電子工作にちょっとハマってしまいなんだか色々買ってしまう始末でして・・・。

後はウーファーの固定でして、こちらは当初の固定方法から二転三転して一応一つの形に落ち着きました。ちゃんとした計画表と言うのは無いので思いつきで内容がコロコロ変わるのですが、そういった事も踏まえてこういった工作物は面白いんですよね。

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