スマートキーカバー ボタンイラスト部 マスキングシート作成

key14先日日記の方で紹介していましたトヨタのスマートキーカバーのボタン部分に入れるイラストのデカールですが、結局あの後ずっと悶々としていまして、やっぱりドライプリンターでのデカール貼り付けでは無く、どうにかして塗装で出来ないか!と考えていました。と言うかもはや毎日悪夢を見ているような状態でして(苦)。

key36 で、先日ふとした事から、そう言えば以前試してみたレーザー加工機を使ったマスキングシートの作成はどうだろう?と言う事で本日早速試してみました。しかしながらもう色々限界です(そしてとても眠いです)。

key12データ自体は先日ドライプリンターで使った物がそのまま利用出来たので幸いでした。

key35 と言う訳で一応レーザーカット完了です。

最初はいつものマスキングシートで試してみまして、中々良い感じにカット出来ているのですがカット面が焼け溶けた感じで少しシャープさに欠けるので、一応和紙タイプのマスキングテープでも行なってみる事にしました。ここからがドツボです。

key37 形がとても細かいのでステッピングモーターの速度を3mm/sに設定しましたが、そうするとレーザーが強過ぎて台紙を貫通してしまいます。かといってレーザー出力を抑えると、最初は機械が冷えている為か中々切れなくて、後の方になって機械が暖まってくると出力がどんどんと強くなると言う、かなり繊細な状況になりました。

色々と記録を取りましたが、多分換気扇の強さや気温も関係しているので、ここまでの作業となるとその都度微調整が必要になりそうです(なので一気にやっつけてしまう事に)。

key38色々試してみて一番良かったのは、多少レーザーが弱すぎるくらいの出力にして、それを3回に分けて切り出す方法でした。さすがにズレるだろうと思っていましたが、思った以上にステッピングモーターの精度が良く全くズレません(ただ何度か暴走しましたが・・・)。

何度も繰り返した微調整のお陰で最終的には表面のマスキングテープだけをカットし、台紙は綺麗に残したままにする事が出来ました。

key39イメージ的には和紙タイプのマスキングテープだと繊維感が残ってシャープな切り口にならないのでは?と思っていましたが(何と言ってもこのサイズなので普段気にならない事がありえ廃程目立ちます)、これなら十分塗装のマスキング用として使えそうです。

今回のような細かい物に関しては通常塗装では対応は出来ない(しない)のですが、使用用途が「ボタン」と言う事で恐らく相当負荷が掛かりますから、使っている内にデカールが・・・と言う事を懸念したのです。まだ上手くいくかどうかは判りませんが、とりあえずこれで今日から変な夢を見なくて済みそうです。

 

ちなみに色はトヨタエンブレムに塗るブラックメッキ調に合わせたいのですが、今回はさすがにこれをそれにするのは難しいので、代わりに金属感のあるシルバーに黒を足してそれに近い雰囲気の色を作ってみようと思います。この辺に関しても実は新色(!)を手配していますので、後日こちらも試してみようと思っています(ただアジテーターカバーの在庫が無かったらしくまだ使えません)。

しかし今回こそは社外記的な作業無しで行けるかと思いきや、うーん、やはり甘かった模様です(眠)。

2 thoughts on “スマートキーカバー ボタンイラスト部 マスキングシート作成

  1. お疲れのところ申し訳ありません。
    大変な作業をお願いしてしまったと思いますが、後悔はしておりません。
    (僕は見てるしか出来ません)
    やはりprofitにしかできない作業と、改めて感謝しております。
    急がず、焦らず、ゆっくりと施工してくださって結構でございます。

    • いえいえ、自分的にこのままで良いのかとずっと自問自答していて、これでようやくスッキリ致しました!
      むしろ新たな発見が多く、今後の作業にも色々と活かせると思います。
      ただ次の関門はトヨタマークの埋め込みで、気泡を噛まずに上手く注げるかが肝ですね。いよいよ真空脱法装置の購入の日が来たかと(笑)。
      こちらこそ引き続き宜しく御願い致します!

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