色相環色見本制作③

 色の方は大体出来て来たので、次は壁に飾る立体色相環を作成します。材量は以前大量に買ったアクリル板の端材です。

 アクリル板は数枚を重ねますが、重たくならないよう中抜きをしつつ、さらにそれらを使って一回り小さい色相環を作れるようにします。

 まだ途中ですが、こんな感じで材料が出来てきます。

 このような感じで、全長460ミリの色相環になります。

 アクリル板の厚みは5ミリで、このように何枚かを重ねて接着し、サフェ(またはパテ)で継ぎ目を消します。

当初は6枚=30ミリを考えていましたが、ちょっと野暮ったいのでもう少し薄く、これの半分くらいで良さそうです。となると数はもう十分なので次はいよいよ接着作業ですね!

塗装スタンド2.1 完成

以前こういった小物塗装用のスタンドを自作していて、これはこれでとても重宝しているのですが、

その後クリップ単体で使うケースが増えて来て、

ただこれだと台の高さがあるのでクリップを持つ部分が狭く、なので新たに専用の台を作る事にしました。

ちなみにこれらのスタンドは以下ページの記事にある物です。

自作塗装スタンド(保管用)

 取り敢えず以前のデータの基にして半分ほどのサイズに変更し、

レーザー加工機でテストカットをしてみます。

が、何故かちょっとエラーが出て一部が違う形に…。

まあ取りあえずは試作と言う事で一応組んでみました。

クリップが掴み易いようにと今回は高さは50ミリに抑えたのですが、ちょっと低すぎたようで不安定な感じが否めません。

また一応中央にボール紙の棒も挿せるようにしましたが、この高さじゃ全く意味が無かったですね。この辺がやはり二次元で見ているだけの場合と実際に三次元に起こした時の違いでしょうか。俄然やる気が出て来ます(病)。

と言う訳で新たにデータを見直しました。今回は3コート・・・じゃ無くて三層構造です。

使っている材料はいつもの6ミリ厚のMDF板で、横幅が40センチ、縦が30センチのサイズです。

ちなみにこのような塗装台は既に「模型用」として市販されているのですが、それらはプラスチック製だったり、被塗物を挿したまま持ち運ぶ事は想定していないようなので、だったらと言う事で自作してしまおうと思った次第です。データさえ出来てしまえば量産も可能ですしね。

と言う訳でジャジャーンと!取り敢えず塗装台Ver.2.1の完成となります。

尚今回は以前作ったスタンドよりも穴のサイズを少し小さくし、接着剤無しで組み付けられるようにしました。前回はレーザーで焼けてしまう分を考えなかったので挿し込む個所が緩かったんですよね。

ただ今回の物は仕事で使う物なので、念の為天板のみ木工用ボンドをくっ付けてます。

今回は中板(底板)に少し大きめの穴を開け、そこにクリップの柄を通して安定するようにしました。

また中板のサイズを少し広くする事で柄のが外に食み出さないようにもしています。隙間に指を入れられるので台から持ち上げる時も遣り易いですかね。

この状態でもしっかり固定されていますが、

さらに中板を上にスライドする事でホールド性が高まります。こいつ・・・動くぞ!みたいな(判りませんか)。

普段の仕事では塗り終わった物を乗せたまま移動させる事が多いので、これだけしっかり固定していれば隣の被塗物と接触するような事も無いと思います。

落とそうとしても落ちないくらいなので、塗る時はわざわざクリップを一本ずつ抜いて持つのではなく、この台ごと持って塗った方が楽かも知れません。汚れたらまた作れば良いですしね。

尚、今回作った物は以下よりPDFファイルがダウンロード出来ますので、レーザー加工機を遣える方はご自由にお使い頂ければと思います。使い易いよう適当に改造してみたりもどうぞ。

また以前作製した台も今度増産するので、細部を修正したらそちらもアップしたいと思います。大した物では無いですが、完成度が高まればウェブショップでも販売しようかと思います。

新☆色見本テンプレート

塗装のSTANDOXの色見本については、

元々ある程度の量は揃っていて、

他にも使えそうな他メーカー(RM)の色見本なども取り揃えているのですが、

小物塗装になってからは自動車用の色見本よりも、

 パステルカラーっぽい色や、

艶消し色の需要が増えて来た為、

色見本のテンプレートを一新する事にしました。

と言うのも、近々STANDOXの原色を使ってPANTONE色見本帳のような物を作ろうと思っているのですが、折角作ったそれがいずれ水性ベースコートに移行した時に無駄になるのは困るので、そうなっても対応出来るようにと以前からデザインを何とかしようと思っていました。

また作る量も相当の数になるのでテンプレートの作成も簡略化出来るようにしています。配合データは記載せず、台紙に貼るテンプレートは無記入で全て同じ物にしてしまいました。

。平面の色見本も作っておけば後でアクワイヤーで読み込む事が出来るのでアクリル板をレーザーで切り出しておきます。

こちらは先日チタン製のメガネフレームを塗った時に作った色見本ですが、ベースコートは同じ色でも、上に塗っているクリアーが違うだけでここまで違って見えます。もはや不安になるレベルですが、各色こうやって並んで見れれば安心と言うか、これからの小物塗装には役に立つと思うんですよね。

勿論今までのように使う機会の多い色や、

特殊な色については色見本の作成を続けますが、それと並行して艶あり&艶消し仕様の色見本も増やしていこうと思います。

一斗缶改 ダスト・カー

先日塗装を終えていたPINKカモフラージュ柄の一斗缶です。

他の缶の底には、ホームセンターで買ってきたキャスターを取り付けたのですが、

ちょっと小さ過ぎて、何か違う…。

と言う事で、もっとしっかりとした50mm径のキャスターを買い直してみました。

一個当たりの耐荷重は40daN(デカニュートン)なので、安全荷重(×0.7)を考えても100キロくらいは大丈夫です。二個並べれば高見山も乗れますね。

ただ一斗缶の鉄板は薄い為、余り重たい物が乗ると底が歪んでしまう恐れがあったので、応力が分散するようにMDF板を挟む事にしました。

MDF板はいつもの6mm厚の物で、縦横のサイズと角のアールを合わせてレーザー加工機でカットしています。また装着前にはつや消し黒で塗りました。

 と言う訳で、キャスター装着完了です。

最初のキャスターに比べるとかなり無骨な感じがして、まあまあ良くはなったと思うのですが、出来ればもうちょっとキャスターが外に出て見た目の安定感が欲しい感じです。

と言う訳で違うタイプのキャスターを購入しました。またどうせならと言う事で150個を(笑)。

最初に取り付けたのが奥のプレートタイプで、今回買ったのが手前の一軸タイプです。またリクエストに応じてストッパー付きにしました。

恐らくこれで今より数センチ外側にオフセット出来る為、多少なりとも末広がり的な感じに出来るのではと思っています。

あと外側に貼った色見本はやめて、普通にアクリルプレートをレーザーカットした物を貼った方が良さそうですね。もう少し考えてみます。