色見本 作製

iromihon1 在庫が切れていたMDF板を大量に入荷しまして、ようやく色見本の作成作業を再開しました。まずはレーザーカットです。

ちなみにこのMDF板のサイズは400mm×300mmで、何と100円ショップで売っています。ただその辺だと余り見かけなく、うちから一番近い所だとJR大森駅のキャンドゥでしか手に入りません。これ1枚で9個の色見本が作製出来るのでとても重宝しています。

iromihon2 今回は合計36個作りました。これで400円とは恐るべしです・・・。

iromihon3 こういった仕事以外の時は缶スプレーの艶消しブラックを使うのですが、さすがにこの数なので普通にSTANDOXで塗りました。しかしむしろその方がコストが高いと言う噂も…。

iromihon4 そして溜まっていたデータをプリントアウトしました。こちらは厚手のマット紙に普通にレーザープリンターで印刷しています。

iromihon7先ほどの紙をカットし、黒く塗ったMDF板に糊で貼り付けます。以前塗っておいたダースベイダー達もこれでようやく解放されますね(いや逆ですか)。

iromihon8と言う訳で カチッと枠に嵌めてあげました。こちらはLOOKのフルカラーロゴを塗装で行ったときに使った色達です。

iromihon9そしてこちらは先日完成したBMW E30 M3 EVO2に使ったMカラーの色見本です。

少し前からSTANDOXから配布される配合データがPDF形式になったので、配合データ表をベクトルデータのままIllustratorに組み込んだら小さい文字でも綺麗に印刷する事が出来ました。ちょっと手間は掛かりましたがやはり配合データがそのまま見れると後で色を作る時に便利なんですよね。

car27そしてこちらが新たに見本用として作製した車型の色見本です。ダースベイダーも良いですが、やはり車の物であれば見本も車の形をしていた方がそれらしく見えるかなと思いまして。しかもこれなら著作権も引っかからないので売る事も出来ますし(売りませんが…)。

car26 こちらは先日日記でも紹介した新品塗装済みブレンボキャリパーと、それの色に合わせて当店で塗装したキャリパーです。

car28 右がフェラーリの(新しい)ロッソコルサですが、こうやって見るとブレンボの赤がどれだけ鮮やかなのかが判ると思います。

car29右側が先ほどの新しい方のロッソコルサ(カラーコード:322)で、左側が昔ながらのロッソコルサ(カラーコード:300)です。同じロッソコルサでも左側の古い方が明るく(朱色っぽく)、私的にはフェラーリの赤と言うと断然左側の300の方なので、特にご指定が無ければこちらを使うようにしています。

factory-1-1-14自動車のカラーシステムは本当によく出来ているのですが、色の検索方法、色見本帳の構成の仕方がメーカーによって別れているので、先ほどの色見本のように似たような色を並べて見比べたりする事が出来ません。便利そうで、自動車補修以外にとなると余り使えないんですよね。

ちなみに上の画像にあるRM社のカラーマスターなるシステムは色相毎に色見本が分けられているのですが、結局良い色を見つけてもそこから配合データへの逆引きが出来ないので、残念ながら使い道は無さそうと言う・・・(苦)。

と言う訳で、これは!と思った色だけでも見本として残しておけばきっと後で役に立つ日が来るだろうと言う事で地道に色見本を作製している次第です。

しかしベースコートが水性化したら全て水の泡になると言う噂も…(笑)。

2 thoughts on “色見本 作製

  1. あら、色見本は売らないですね。
    何気にザクが良い感ですね。

  2. ザクでは友人に頂いた物です。って、よく気が付きましたね!(笑)。

    色見本ですが、配合データは著作権上洩らす訳にはいきませんので、その辺で販売は難しい感じです。

    今考えているのは、サイズをもう少し小さくしてアクリル板をレーザーカット、多少の文字をレーザー彫刻で入れるなどしてもうちょっと見た目が良くなるようになれば売り物に出来ると思っています。と言ってもやはり普通に販売は考えておらず、何かしらをご依頼頂いた際のオプション的な感じで金額を抑えられるようにしたいと思っています。

    ただレーザー彫刻は思ったよりも仕上がりが綺麗では無いので、今後小型の卓上CNCが揃ったら、といった感じですかね。

    ただCNCの前に現在真空脱泡器を製造中でして、当面予算が捻出できそうも無く…。すいません。

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