本当は登山を楽しみたいところだったのですが、少し前に痛めたアキレス腱の調子が芳しく無く、今回はケーブルカーを使っての観光となります。
車内の座席は下側を向くようになっていて、大きなフロントガラスからは新緑の素晴らしい景色が堪能できます。この季節に山に登れないのがとても悔しく、せめて景色だけでも・・・!と言う事が理由で今回の行楽になっています(笑)。
ケーブルカーは基本的に単線なのですが、途中の駅のところだけが複線になっていて、ここでそれぞれの車両がすれ違うようになっています。ケーブル絡まないのか・・!と感動しました(笑)。
ここの中腹には神社や出店などがあって多くの人で賑わっていました。トイレも整備されていて、登山と観光が一緒に楽しめると言う点で、高尾山にとてもよく似ている感じがします。
ただこの時点ではまだ人が少ない方で、山を降りた時にはケーブルカーの駅は凄い行列でしたから、この後はかなり凄い状態になっていたのではないかと・・・(恐)。
尚、本来ならここから90分くらい掛けて山頂に登って行くのですが、今回は観光メインなのでここで終了です。
帰りは途中の大山寺駅まで歩いて降りようと思ったのですが、どうやら二つあるルートの「男坂」の方に来てしまい、結局ケーブルカーには乗れないまま下まで降りる事になりました。駅があるのは女坂の方だけみたいですね。
こちらはケーブルカーとバス停の間にある「こま参道」で、行きは素通りだったので、帰りはちょっと寄って行く事にしました(結局そのまま引き込まれてしまうのですが。笑)。
ここでは「大山こま」が有名ですが、その他にも木を使った製品が色々と並べられています。
大山こまについてはWikipediaで調べてみましたので宜しければどうぞ。
大山こま(おおやまこま)は、神奈川県伊勢原市に伝わる郷土玩具(こま)である。大山阿夫利神社参詣の土産物として知られ、江戸時代中期以降、大山信仰の広まりとともに知名度を高めた。
心棒が太く安定感のあるどっしりとしたこまの形と、紺、赤、緑などで色彩豊かに彩られたろくろ模様が特徴であり、神奈川名産五〇選の1つに選ばれている。玩具としての最盛期は昭和30年代で、その後技術保持者が減り続けていた。2017年(平成29年)、伊勢原市が大山こまの製作技術を市の無形民俗文化財に指定して技術の継承と後継者の育成を図っている。
私的には先ほどと同ページにあった以下のくだりが面白かったです。
大山こまを作る職人
こまを作る木地師は現代に至っても旧来のしきたりを守り、自分で使う工具はすべて自作のものである。ものさしや定規さえ使うことがなく、寸法はすべてカンに頼る。 作り方のマニュアルや手順書などはなく「見て技術を盗む」要領で技術の継承が行われるため、1人前になるまでには10年はかかるという。
豆腐は工場でもほぼ毎日食べていますが、折角なので名物の大山どうふを頂く事にしました。
山かけ豆腐は、舌ざわりの良い豆腐と山芋のねっとり感の組み合わせが最高に美味しく、
この時他にお客さんは居なかったのでゆっくり出来ましたが、多分これからピークになって、先ほどのこま参道もかなりヤバい状況になっていたのではと・・・。
その後は一旦バスで伊勢原駅まで戻り、再び相鉄線に乗って今度は本厚木駅に、そこからまたバスに一時間乗って、ここ宮ケ瀬ダムのある愛川大橋までやって来ました。新緑のモサモサ感が凄いです(笑)。
こちらはその途中にある石小屋ダムで、何故か徐々にテンションが上がっていきます。
そして宮ケ瀬ダムに到着です。ここはダムマニア(笑)が日本一と認めたダムとの事で(来るまで全く知りませんでした・・・)、ただ私的にはここにあるインクラインなる乗り物が面白そうだったので来てみたかったのです。元々はダム建設時に道路の無い下の渓谷までダンプカーを上げ降ろす為に使っていた物で、役目が終わった今は観光用に使っているという、その話のくだりにやられてしまいました(笑)。
次回に続きます。