エアコン設置

 今の工場に引っ越してからおよそ8年、遂にうちにもクーラーが!

長い間耐え忍んでいましたが、ネットで比較的安い製品を見つけたので清水の舞台から飛び降りる勢いでクリックしてしまいました。持続給付金では無く、自腹での購入です(と言うか当店はこれが一円も貰えていなく、同業者からは「なんで100万円貰わないの?」と言われいます)。

ここまで本当に長かったです。涙で画面が滲んで見えません・・・(嬉)。

 冷房出力は7.1kwで、カタログによると30畳用との事です。エアコンなので勿論クーラーだけじゃなく暖房も使えます。

ちなみに安く買えたのには理由があって、恐らくは去年発売された製品で(型遅れ品)余り評判は良くないみたく、また取り付けは自分で手配するスタイルだからです。店舗を持たず新製品は取り扱わない、ネット販売専門のショップさんですね。

取り付けは自分でやろうかとか一瞬考えましたが、その間に働いていた方がトータルではコストを落とせる筈なので、普通にプロの方にお願いする事にしました。

 ただエアコンを取り付ける場所はスプレーガンが引っかけてある壁の上側なので、工事の邪魔にならないようその辺にあった計量器やら塗料などを全部を出さなければならないのが大変でした・・・。

 無事設置が完了し、ついでなので換気扇なども掃除しておきました。

ちなみに何故ここに取り付けたのかと言うと、主に冷やしたいのは人間(私)では無く被塗物の方でして、ここ数年の夏はちょっとあり得ないくらいの猛暑ですから、本塗りを行う時のブース内雰囲気温度をどうにか下げたかったのです。

取り付けた場所が判り易いよう、以前ブースを作っている時の画像で紹介しますね。

塗装ブース奥にある部屋には強制送気用のファンが左右に一基ずつ設置されていて、窓から吸い込んだ外気をここから一次フィルターを通ってブース天井に送るようになっています。

なのでその通り道にクーラーを設置すれば、冷えた空気がブース全体に行き渡るという算段でして、「これ以上硬化剤もシンナーも遅く出来ない・・・!」と言う問題にも対処出来るようになりました。今の小物塗装の場合、肌を残さないような塗り方にしているので(特にテールランプ)、一番乾燥硬化が遅い仕様(MSハードナー25-40+リターダーシンナー35-40)ではもはや不十分だったんですよね。しかも油断するとナイアガラ(取り返しがつかないようは激しいタレ)になったりでコントロールが難しく、真冬の方が余程塗り易いです。

画像は以前の物で、今は床がもっと汚いです。あの扉の奥の部屋がキンキンに冷やされ、天井からクリーンでクールなエアーが舞い降りる!と言う寸法です(しかしそれも排出されてしまうという・・・)。

とにかくこれで仕事効率と私のモティベーションも上がるのは間違いが無く、これからの地獄の夏も少し楽しみです。

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