LOOKカーボンフレーム 下準備

look3 塗装作業で一番手間が掛かるのがこういった位置決めやら作業前の確認作業です。量産品なら同じ事を繰り返すだけなので費用が安く出来るのは当然で、逆にこういった一品物は下地の段階でとてつもなく時間が掛かってしまうので費用はどうしても高くなってしまうのです。

今回は既に下地処理(クリアー塗装→研磨)まで済んでいますが、全体的に表面を研磨しよく脱しして各部確認しておきます。

look4 今回はオーナー様にイメージ画像(マスキング)をしておいて貰ったので比較的スムーズに進行します。先日の新聞に書いてありましたが、文字を読む左脳よりも映像として見る右脳の方が10倍?効率が良いようです。わざわざこうやって印刷した紙を張っている事にも理由があったようで何故か安心しました。

look5ダウンチューブの裏側には筋上の穴が二本あって(ネの前方二本の黒い線です)、それが丁度ロゴのサイズと重なってしまいます。これ以上文字を薄くするのは勿体無いですし、「ネ」と「ク」の間に入れる事も考えましたがどうも違う気がします。で、色々検討した結果この位置とこのサイズにしました。ダウンチューブ全体からするとちょっと前方寄りになりますが、BB部分は地面近くですから実際にタイヤが着いて通常の状態になれば違和感は無いと思います。フロント寄りならある程度の地上高があるのでロゴも見えますしね。

リヤ周りの塗り分けラインについても検証済みで、基本的に「プレスライン」で見切るように考えています。パステルカラーな水色(ショップイメージカラー)とカーボン柄の組み合わせは中々良さそうですね。