LOOKカーボンフレーム マスキング

look12下地の準備が整ったので各部をマスキングしていきます。これが今回の作業で最も大変な作業です。

look11イラストで見ると比較的単純な塗り分けに見えますが、実際のフレームにこれをやるとなるとちょっと厄介です。理由は全てをシンメトリー(左右対称)に仕上げていかないとならないからですね。ロゴはそんなにでも無いですが青い部分はそう簡単にはいきません。

look13 貼っては剥がしてを繰り返して良い位置を探します。貼っているより捨てている分の方が多いですかね・・・。

look14 マスキングには色々な物が必要なのでフレームの脇にに臨時作業台を造って挑みます。ゴタゴタですがいつもこんな感じです。どうも性格的に作業中には物が増えるだけで片付けが出来ません。なので一つの作業が終わったら一旦全てを片付けて仕切りなおす癖が付きましたかね。

look15ラインテープが二重に貼ってある箇所がありますが、実は殆どのラインは一度「2本」のラインテープを貼っています。ゴトー氏がこれを見て不思議がっていましたが、左右でラインを合わせる場合にはこのやり方が一番やり易いです。

一本目は大体の目安として貼り、それを基準にもう一本を隣に揃えて貼り、多分それはまだ変なので今度は最初の一本を修整し、また二本目の位置を変える、といった事を何度か繰り返していくと左右とその繋がりが違和感の無いラインに仕上がっていきます。計って出来る物でも無いから逆に厄介なんですよね。これだけ貼るのに丸一日掛かりましたので・・・。

ちなみにちょっと昔、とある映画の予告を見て大きな衝撃を受けました。「トロンレガシー」と言う映画です。内容はどうでも良かったのですが(笑)、暗い背景にレーザーのようなグリッド線が描かれる映像がまさに私のツボに嵌ってしまい実際に映画館まで見に行ってきました。まあ内容はノーコメントですが・・・(苦笑)。 日頃こういった作業をしているせいか、あの映画に出てきたような美しい直線と曲線の組み合わせには本当に目が無いのです。何か変な病気なんですかね・・・。

一応参考までに(笑)↓