BOMAカーボンフレーム 下準備

boma 最初にお問い合わせ頂いたのは昨年末でお預かりしたのが今年の一月、それから3ヶ月経ってようや作業着手です。いやはやお待たせしました・・・。

と言うのも、そもそもこのフレームは全く聞いていなかった物でして、このフレームのオーナー様が経営?されているサイクルショップのお客様のGIANTをご依頼頂いた時に便乗?してやって来た代物です。事前のアポも全く無しでした(笑)。

その後新たなロゴやデザインやらで色々打ち合わせをして来まして、ここに来ていよいよそれらの目処も付いたのでようやく作業着手となります。

で、ご依頼頂いているデザインの都合上、フレームに付いているアルミ製のワイヤーガイドが邪魔なのでこれらを外す事にします。上の画像に写っている部品です(本当の名称は何て言うんですかね?)。

boma1 という事でリベットを外してワイヤーガイドは無事取れました。素材がカーボンなので無理は出来ませんから(割れるかと)、万が一リベットが途中で空回りして外れなかったりしたら(よくあります)、ワイヤーガイドごと全てベルトサンダーで削り落とすしか無いかとも覚悟はしていました(本当)。ただ幸いにして意外とすんなり取れましたので穴のサイズも広がったりせず綺麗に取れました。リベットが腐食していたらまた違っていたでしょうね。

boma2 ちなみにリベットやポップナットなどの付属品は何も考えずに外していくと後で大変な事になります。主にリヤ周りに付いているリベットは、ドリルで揉んで内部に落ちた塊は回収不可能です。フレームは内部で繋がっているかと思いきやシートチューブ部分には穴が開いていないんですよね。リベットの欠片が回収出来ないと延々中でカラカラ転がる事になりますので・・・。まあナットのネジ山が潰れて使えないなど仕方のない場合はそれもやむを得ないですが、今回この辺の場所はマスキングでも対応出来るので残す事にします。

boma3という事で外したワイヤーガイドは6個中四個のみで、内訳はトップチューブ二個とダウンチューブ二個になります。リヤブレーキの土台は外せるかどうか相談しましたが辞めておいた方が良いとの事なのでやはりマスキングでの対応となります。