TOYOTA 5Mヘッドカバー 凸部研磨

5m 先日結晶塗装を行った5Mエンジンのヘッドカバーの凸部分を研磨します。

作業方法としては「削るだけ」ではありますが、対称が金属なのでペーパー傷を残さないようにして番手を徐々に上げていきます。例えば今回は#80→#120→#180→#240→#320→#400までを空研ぎペーパーで行い、その後違うタイプの研磨材に替えて#320→#600→#1200で仕上げます。ここまで密に段階を踏んでいかないと逆に面倒な事になるんですよね。キレの悪いペーパーを使い続けると角が丸まってしまうのでペーパーもバンバン新しいのに替えていきます。

5m1 #240までは機械研磨(エアーツール)で、その後は手研ぎで行います。引越しの際に昔使っていた3Mの当て板が出て来たので今回はそれを使う事にしました。やはり握りやすくてこれは良いですね。

ちなみに作業場所は塗装ブースの中で、例の排気装置の真ん前で作業をしていますから粉塵もどんどん吸い込んでくれます。普通であれば防塵マスクを装着していないとやってられないような作業でも風上に居れば全く問題ありません。粉塵も周りに飛び散る事がありませんから迷惑も掛かりませんしね。

5m2そしてよくエアーブローをしたら最後に露出したアルミ素地にクリアーを筆で塗ります。金属に直接クリアーを塗ってもいずれ剥がれてはしまいますが、何もしないよりは腐食の進行を遅らせられますので有効ではあると思います。という事なのでこの作業はサービスですから、御希望の方はお気軽に御用命下さい。まあ特に何も言われなくてもやっておきますけどね。ただ業者さんからの御依頼でフェラーリの場合だけは確認するようにしています。腐食云々では無く「純正の状態」に拘る方はやはりいらっしゃると思いますので、その場合もやはり事前にお知らせ頂ければと思います。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。来週早々には発送出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!