キーボード&マウスカバー 下塗り

mouse こちらもお待たせしております。結構凄いことになっていたマウスカバーとキーボードカバーですね。使われているプラスチック素材はABSですがシンナーで簡単に溶けてしまうのでまずは下塗りをして下地を作っておく事にします。

mouse1 塗っているのは所謂1コートソリッドで、これも2液性ですから完全硬化すれば良質の下地として形成されるので、今回のような耐溶剤性の低い素材でも塗装が可能となります。手間は勿論掛かりますが、いざ本塗りを始めてから被塗物が溶け始めたら大変な事になりますので(勿論経験済みです)。

mouse2ちなみにキーボードの枠は元々表面がザラザラとした梨地で、ただそこまでひどい凸凹では無いので今回のこの下塗りで素地を平滑にする役割も担って貰う事にします。

上の画像は既に塗り終わって少し時間が経った状態ですが、素地の梨地が残っているのが判りますよね。この後完全硬化したら肌の突起した部分を多少研ぐような感じで足付けをし、その後本塗りとなる「シルバー+艶消しクリアー」を行います。ちなみに見本でお預かりしたキーボードを見るとやはり既存の塗装(シルバー)が所々擦れて無くなってしまっていますが、今回の2コート仕様(艶消しクリアー塗装)であればそんな事にはなりませんので御安心下さい。大量生産品の殆どはベースカラー(今回の場合はシルバー)のみで終わらせてしまっているのでそういった事態になるんですよね。まあ値段が値段なので仕方ないとは思いますが・・・。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きます。

そろそろ御依頼品もまた溜まってしまったので後日紹介致しますね。お待たせして申し訳御座いません・・・!