東プレREALFORCE キーボードパネル塗装承ってます

先日到着しておりました東プレR3キーボードmac用日本語配列テンキーレスキーボードのパネルと、色見本の為のパーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

パネルの左上には四角いエンブレムプレートが埋め込まれていて、

右上の方にはがインジケータランプの灯火部分が四か所あります。

こちらは裏側に透明なパネルが溶接カシメで着いているので、これを削って取り外す事にします。

エンブレムプレートも裏側にはサービスホール(整備等であると便利な穴)が空いているので、これを利用して取り外せそうです。

表面は多少ザラザラとした梨地で、現状はシルバーの艶消し塗装が施されています(恐らくはクリアー塗装は無し)。

御依頼内容は、今回被塗物となるキーボードパネルとは別にお預かりしたこちらの蓋のパーツで、今回はこちらの白に近いような色味に(調色作業無し・近似色)、またクリアーは艶消し仕様で承っています。

尚、現状インジケーターランプ部に印字されている文字は塗り潰してしまいますので、こちらは無くなってしまいます(再現は行いません)。

と言う訳で、早速それぞれの部品を取り外す事にしました。

溶接カシメの頭の部分をドリルで揉んで削り落とし、透明なパネルを外します。こちらは問題無く外せました。

アクリルエンブレムはドライヤーで温めて両面テープの粘着力を弱くし、その間に後ろのサービスホールからヘラで押し出し、表側の少し浮いた隙間にヘラを差し込んで持ち上げます。

こんな感じで無事取り外し出来ました。サービスホールが無い場合外側から隙間に半ば無理やり薄くて硬い物(ピンセットやカッターの刃)を差し込んで起こすようにする為、どうしても被塗物に傷が付いてしまいますが、今回はこれのお陰でどちらも活かして外す事が出来ました。

インジケーターランプの透明プレートの方は、削ったカシメの代わりにエポキシ接着剤を点付けに、アクリルエンブレムの方は新たに両面テープで固定するようにしておきます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

キーボード枠3点塗装 完成

 大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたキーボード枠部品3点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ベージュの物は既存の着色樹脂と同じような色に、黒い方は以前ご依頼頂いた時と同じスタンドックス原色のMIX812でご依頼を頂きました。

 クリアーは艶消し仕様となります。

 PCを使った事がある方なら判ると思いますが、キーボードの樹脂は使っている内に皮脂で溶けてしまい、よく触れるところだけ艶が出てしまったりします。

今回の塗装はそういった事の防止で、なので色はそのままでといったご依頼になっているのだと思います。

 上段の二個はどちらも同じ物と思われます。

 下段の方はテンキーが着いた、少し長い形状になっています。

 ちなみに私もテンキーは無いタイプを好んで使っていて、その理由はマウスまでの到達距離です。

 元々間借りでやっていた時はスペースの問題でテンキー無しのキーボードにしたのですが、慣れるとそれが無い方がトータルでの作業効率は良くなるんですよね。

 ちなみに今はキーボードが左右で分割されたKinesis Freestyleも使っています。慣れないと使いにくいのですが、頚椎を痛めてからとにかく体が楽になる姿勢を模索しています。

 艶消しクリアーはウェットに塗っていますので見た目はサラサラですが、触るとツルンとしていて、傷が付き難くなるようにしています。

 それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有難うございました!

キーボード枠3点 塗装承ってます

 先日到着しておりましたPC用キーボードの枠の部品です。こちらのオーナー様は以前にもキーボード枠とマウスカバーの塗装をご依頼頂いた方で、今回はこれら3個の塗装をご依頼頂きました。この度もご贔屓頂きまして誠に有難うございます!

 こちらの黒いキーボード枠は「前回と同じシルバーの艶消し」で承りました。

以前の記事を見てみると、STANDOX原色のMIX812で塗装したとの事が記載されていたので、今回もそれに倣って行います。車を塗っていた時はその都度カルテみたいな物を作成していましたが、今は数が多くなったのでそれは不可能となり、ただ今回のようにウェブ上に記載しておく事でリピートを頂いた時も非常に助かっています。

 そしてこちらのアイボリーの枠に関しては「現状と似た色の艶消し仕上げで」と承っています。状態としては悪くないのですが、以前ご依頼頂いた時のように手が触れる箇所はそこだけ艶が出てしまうので、それの防止といった理由からになるかと思います(しかしそれだけで新品のキーボードが買えてしまう額を超えてしまうのですが・・・)。

 早速先日作成したグレーの色見本から色を探してみましたが、色相自体が違うのでここには全く似た色は無く、

さらに内装色などの色見本を見ましたが、やはり似たような色は見つけられませんでした。グレーはあるようで中々無い色なので、今回は「5分程度の簡易的な色の作成」で対応しようかと思います。

ちなみに他には趣味で何個かのキーボードを塗装もしていますので、そちらも紹介したいと思います。

キートップ(ボタン)は塗装をすると文字が消えてしまうので対応が難しいのですが、元々ピンクのキートップを購入し、その側面だけをグレーに塗装、全体に艶消しクリアーを塗装した仕様です。こちらのページから他の画像も見れますので宜しければご参照くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

マウス&キーボードカバー塗装 完成

mouse_1 大変お待たせしました!マウスカバーとキーボードの枠は艶消しシルバーで完成となります。マットなシルバーは上品で良い感じです。

mouse_3マウスのカバーは届いた時はかなり凄い状態でしたが、ラバーコートは全て剥がし下地からやり直したので綺麗な状態に戻せたと思います。それでも新品が買えるのでは、と思うような費用は掛かっていますから「お揃いの色」と言うところに拘ったのでしょうね。

mouse_2 今度は使っていて塗膜が擦り切れるという事は無いと思いますから、キーボードが壊れても新たに買った製品をまた分解して換装すれば長く使い続けられると思います。組み付けも是非がんばって下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

マウス&キーボードカバー 本塗り

mouse3 こちらもお待たせしました!先日下塗りを行っていたキーボードの枠とマウスカバーは無事艶消しシルバーで塗りあがっておりますので御安心下さいませ。

画像は色を確認しているところで、今回はスタンドックスの原色色見本帳を参考にしてMIX812の原色を選ぶ事にしました。

mouse4 ちなみにこちらは色の参考にとお預かりしたキーボードで、手のひらが当たる箇所の塗装は擦れて消えてしまっています。結局ベースコートのみの塗装だとこうなってしまう訳ですよね。今回はクリアーを塗るので、手の摩擦程度で塗膜が擦り切れるという事はありませんから御安心下さい。

mouse5 先日塗っておいた下塗りは表面を軽く研磨してあります。

mouse6「塗装するのは表だけだから」と油断していると、意外とフチに色が入っていなかったりするのでこんな感じで宙に浮かしたような状態にするのは小物塗装の基本的なセッティングです。ちょっと見た目はアレですが、塗る時は左手で板を持ってグルグル回しながら右手でスプレーします。なので裏返しにしても落ちないように固定しています。

mouse7 シルバーを塗ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。画像だとちょっと輝き過ぎていますが実際にはシットリと落ち着いたシルバーになっていますので御安心下さい。艶も綺麗に消えて良い感じに仕上がっていると思います。

mouse8キーボードも同様に完成です。元の黒いプラスチックから考えると全然違いますよね。部品の形自体が角ばった形状なのでとても機械的と言うか格好良いです。恐らくは今回の塗装費用でキーボードが何個か買えるくらいですから相当お気に入りの一台なんでしょうね。

前回同じようにマウスの塗装例を紹介しましたが、他にも似たような物があったのでちょっと紹介させて頂きます。

wii1コントローラーのゴールドカラーが限定色なのかどうかは判りませんが、このヌンチャク(と言うコントローラーらしいです)をお揃いのゴールドに!という事で御依頼を頂きました。もう二年前なんですね。

wii そして出来上がったのがこれです。笑っちゃいますよね。ボタンも同じようにアイボリー色に塗ってあります。

遊びにしてはお金が掛かり過ぎている感がありますが、これとは別にSEGAか何かのコントローラーを塗った時はそのオーナー様曰く「殿堂入り」という事でショーケースに飾っていたりするそうです。世の中変わった方も居るんだと思いましたが、それに対応する塗装屋が居るというのもちょっと変わっているのかも知れませんね(笑)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!