リカンベントカウルパネル 本塗り

cover9大変お待たせしました!リカンベント用カウルパネルは無事本塗り完了しております。裏側は艶消し黒での塗装を承っていますがまずは表側からです。

cover15下色としてシルバーを塗ります。先日紹介したTHUREのマイクと同じく、最初に隠蔽力の高い細かい目のメタリックを塗り、その後粗目のメタリックを塗ります。ちなみにシルバーの原色は大体10種類ぐらいありまして、これはどのメーカーも大体同じです。

cover16 そして透過性のレッドを塗布します。クリアーテールをレッドに塗る時と同じ塗装ですね。ただ今回は前回御依頼頂いたフラッグポール同様、これの上にさらにガラスフレークを塗ります。

flag21ガラスフレークはDOPONT社の原色で、見た目はメタリックに似ていますが、実際はその名の通り原材料はガラス鉱物です。アルミがこんな感じで粉末の状態は普通有り得ませんからね(あっという間に酸化してしまいます)。

このガラスフレークの目(粒子のサイズ)は比較的細かいので通常のストレーナー(濾紙)でも普通に通るのでカスタムペイント用のラメのような煩わしさもありません(塗装屋さんなら判りますよね・・・)。使い勝手が良いのです。

使い方としては直接ベースコートに入れても良いですし、クリアーに入れても大丈夫です。パウダー顔料はその辺の自由度がメリットで、今回はベースクリアーに添加して3コート塗装っぽくします(実際には4コート塗装といった感じですが)。

cover17 そしてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

色はキャンディー塗装らしい鮮やかな発色で(画像では伝わりませんが)、これが自転車の前に付いているとなるとちょっと引きそうです(笑)。

cover18一応この状態でもガラスフレークの目は見えますが、外に出て光に当たるとさらに凄い事になります。余りやり過ぎるとクドくなりますが、今回は下地自体の発色が良いのでその辺は気にせず塗っておきました。これなら周りからの視認性も良く安全面も確保出来ると思います(多分ですが・・・笑)。

一緒に御依頼いただいているフラッグポール(二本目)も同時に塗っていますので後ほど紹介しますね。もう少々お待ち下さいませ!