ボンネットダンパーヒンジステー 本塗り

stay2 大変お待たせしました!ベンツ用社外品ボンネットダンパーのステーも無事本塗り完了しております。上の画像は足付け処理を行った状態で、塗装しないジョイント部分にゴムホースを被せて固定した状態です。

stay3 足付け処理の際に角が露出してしまった箇所もあるので全体的にプライマーを塗っておきます。

stay4ベースコートはベンツ純正色の「ポーラシルバー」(カラーコード:761)を塗布し、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

ちなみに「色」(ベースコート)についてはその都度原色を配合して作成しているのですが、これについてちょっと前に紹介したところ、あるお客様から「てっきり最初から出来ているのかと思ってました(驚)」との事で私の方がビックリしてしまいました。ああなるほど、確かにそう思う方が普通なのかも知れませんね。ただこれには一応例外もあるのでちょっと紹介したいと思います。一応話の流れとして以前の画像もまた紹介します。

standox_4自動車補修の塗料は「原色」と言う基本的な塗料があって、塗料メーカーから配布される配合データを元に色を作れるようなシステムになっています。なので新車(新色)が出てもデータさえ手に入れば直ぐに作れるのです。ただし途中で新しい原色も追加されたりするのでいつまでも最初のままでは作れない色も出てきますけどね。

standox5で、一応こんな感じの色見本帳などもあったりします。世界中の車メーカーで販売されている全ての色を網羅しているような物ですが正直あまり使い物にはならなく・・・(笑)。

ちなみに先ほどの塗料もこの色見本も保管しているのは自宅で、以前知人の工場に間借りしていた頃の名残でこのままなのですが、前記したように余り使い道が無いのでそのまま放置した状態になっています。売れば少しはお金になるんですけどね。まあ見た目が格好良いという事で(笑)。

standox7そしてこちらが前記した「例外」の塗料で、画面中央にある濃い緑色の缶はベンツ純正色のブルーブラックメタリック(カラーコード:199)は最初から色が作られた状態で販売されています。ディーラーの集中センターなどであれば同じ色を大量に使うので、わざわざ配合する手間を省く為に予め出来上がった物を特注で作って貰う事が可能だったりします。所謂「パッケージ」と呼ばれる物ですね。多分凄く割高なので町工場レベルでは普通使わないと思いますが・・・(勿論頼んで作って貰った訳ではありません。苦)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ちくださいませ!