TOYOTA2000GTのエンジンカバーが装着されたようです

toyota-2 こちらもちょっと前にヘッドカバーの結晶塗装でご依頼頂きましたトヨタ2000GTで、オーナー様が当工場からご近所と言う事もあってちょっと御願いをしてボディも撮影させて頂きました。実物を間近で見れる機会なんてそう無いですからね。

toyota-3完成後にわざわざ見せて頂いたのには理由があって、このエンジンヘッドカバーを3Dデータ化しようと各部を計測させて貰ったのです。ご依頼頂いている時にやっておけば良かったのですがその時には3次元なんて余り興味が無く、かと言って次の機会がいつになるか判らなかったので(と言うかもう生涯無いかも知れませんので)御願いした次第です。

ただこのヘッドカバー、実際に触れてみて判りましたが現代のヘッドカバーとは多分製造工程自体全く違う感じがしまして、形が相当イビツと言うか手作り感が凄く強いのです。なので機械的な3Dデータ&プリンターで作るよりも「粘土」で作った方が面白いんじゃ・・・と思ったのです。幸いにしてスカルピーやらエポキシ系の造形用粘土がありますし、Illustratorで2次元のデータさえ作ればある程度の形を作るのはそんなに難しくは無く、上の凸文字に関しては同じくIllustraorでデータさえ作ればアクリル板をレーザーでカットして同じ様な物が作れると思います。それを元にシリコン型を作れば樹脂を流し込んで量産化も可能で、出来上がった型から砂型を取ればアルミ鋳造も可能ですし、または流し込む素材をコンクリートなどにすれば建物の一部にこのヘッドカバーが!なんて事も可能になります(しかししませんか、普通・・・)。

ちなみにお正月休み中に2次元データ化をしたかったのですが、どうも雲行きが怪しいようでして・・・(謝)。