最近ようやくロードスターの種類が判って来たので、以前施工したNBロードスターのマイナーチェンジ後のヘッドカバーを結晶塗装した時の内容を纏めてみました。
現状は新品なのでとても綺麗で、ただこの後アルミは酸化して全体が黒ずんできますから、ヘッドカバー本体と一緒に上部に着いている部品(可変バルブタイミング機構との事です)をシルバーの塗装でご依頼頂きました。
最初の状態よりも汚くなったように見えますが、これは素地調整として使用するリン酸によってアルミの表面にリン酸被膜が出来た為です。
同じく上部に着いていた製品もリン酸処理を行い、よく洗浄して各部をマスキングしています。
塗ったばかりの時は艶ありですが、この後150℃程度の熱を掛ける事によって結晶目が現れて来ます。
アルミ無垢の状態では経年劣化で表面が酸化(錆)してしまいますが、塗装が施されていれば長年に渡ってそれを防ぐ事が出来ます。
これの他には上部に着いている部品を違う色の結晶塗装でご依頼頂いた案件があったり、凹み文字の内側を違う色に塗装したケースもあります。お好みでどうぞ。