HONDA todayアウターハンドルカバー 本塗り

today25 先日ステンレス素地にプライマー&サフェーサーを塗っておいたホンダトゥディ用のアウターハンドルカバーです。元々結構歪みが強かったのでそれを軽減出来るよう当て板を使ってペーパーで水研ぎします。

today26 裏側には両面テープを貼るので塗料が飛ばないよう、ある程度ですがマスキングしておきました。

today27 まずはベースコートを塗布します。色はホンダ純正色の「フレームレッド」(カラーコード:R513)で、ボディは既にこの色でオールペンされているとの事です。

today28 ベースコートが十分に乾いたらクリアーを塗って本塗り完了です。

today29ベースコート自体に硬化剤は入っていないので(入れる場合もありますし規定量内なら入れて大丈夫です)、それ単体では塗膜とはしては完成しませんが(かといってラッカーではありません)、その上に塗るクリアーの硬化剤がベースコートに浸透して結合(=2液反応)するといった仕組みになっています(といった事まではマニュアルには書いて無いのですが、色々調べた結果からしてそういった見解で大丈夫だと思います)。

時々見かけるマズい方法としては、ベースコートは外資系の物を使い、クリアーは安い国産の物(主に4:1とか10:1とか)を使うような事で、これをすると前記したような2液反応(結合)を起こさないので、数年経ってクリアーだけがペリペリと剥がれてしまったりします(ただし大丈夫な方法もあったり、大丈夫と謳ったクリアーも売っていたりと裏技的な事はあります)。

実際私がアルバイトに行っていた所もそうしていまして(まさに私がそれをやっていました)、理由は材料費の事だけでは無く、外資系のクリアーは磨きが大変なので柔らかい国産クリアーが好んで使っていたと言う事です。仕事の殆どが中古車の修理だったので、とにかくスピード重視のような内容でした。その頃はディーラーに勤めながら休みの日にバイトをしていたのでそのギャップが大変でしたが、色々学んだ事も多かったので今もとても役に立っています。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。次は別件でご依頼頂いているアクリルエンブレムの両面テープと、あとはこちらのハンドルカバーの裏に貼る怪我防止用の汎用ゴムパッドの製作ですね。もう少々お待ち下さいませ!