ホンダトゥデイヘッドカバー 結晶塗装 完成

先日結晶塗装のオレンジで本塗りを終えていたホンダトゥデイのヘッドカバーです。

凸文字部を研磨して光らせ、腐食の進行を遅らせる為にクリアーを筆で塗っておきます。

そして完成です!お待たせしました。

最初の状態も紹介しますね。

元々は黒の結晶塗装が塗ってあって、さらにその下にクリアーのような塗装が施されていました。

ボルト取り付け部とホースパイプ部には結晶塗装は塗らず、プライマーと艶消し黒(ベースコート)のみとしています。

撮影&発送は既に昨日終わらせていて、台風の影響が無ければ本日到着している筈です(ちなみに今日はさすがにクロネコヤマトさんは受付中止となっていました)。

 プラグホール周りは腐食が無かったのでマスキングをしてそのまま残してあります。

イベントがあるとの事で、今回こちらを装着して参加されたいとの事でした。台風の影響がなければ良いのですが・・・。

この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

トゥデイヘッドカバー 結晶塗装 本塗り

先日お預かりしておりましたホンダトゥデイのヘッドカバーです。

アルカリ洗浄槽に浸け置きをして油汚れを落とし、その後溶剤槽にも入れて旧塗膜を剥離しておきました。

画像はリン酸処理を終えたところで、ただこの時点で表面の黄色い膜が不働態皮膜では無くクリアー塗装?のような物だと判り、再び溶剤槽に浸け置きをする事にしました。てっきりアルマイトのように人工的に作った酸化皮膜かと思っていたのですが、エポキシ系のクリアーが塗られて黄変していた模様です。

その後再び溶剤槽に浸け置きをしてワイヤーブラシで擦り、黄ばんだ塗膜をしっかり除去しました。

今度こそという事でもう一度リン酸処理を行い、ようやく本塗り開始です。

 まずは全体にプライマーを塗布し、

 ホースパイプ部とボルト固定部につや消しの黒(ベースコートの黒)を塗布します。

 しっかり乾燥させた後、黒く塗った部分にマスキングをして、

 結晶塗装のオレンジで本塗り完了です。お待たせしました!

画像では赤外線ヒーターを使って140℃30分くらいで焼いてありますが、後日もう一度恒温器で二度焼を行います。

 その後は凸文字部を研磨して光らせ、腐食の進行を遅らせるようクリアーを筆塗りしておきます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ホンダトゥディヘッドカバー 結晶塗装承ってます

 先日到着しておりましたホンダの3気筒軽自動車エンジン(E05A)のヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご希望内容はオレンジの結晶塗装で、また塗装後には凸文字部を研磨して鏡面状に光らせるよう承っております。

同型製品の施工例がありますので、そちらの画像も紹介をさせて頂きますね。

この時の結晶塗装は赤ですが、今回はこれが「オレンジ」となります。

色の参考に為、オレンジの結晶塗装を施した完成画像も紹介をさせて頂きます。

こちらはスバルプレオのヘッドカバーですね。

 既存の塗膜はペリペリと剥がれて来ていますが、

 素地を見てみると腐食が発生していると言う訳では無いようですので、サンドブラスト処理は行わず、旧塗膜の剥離(とプライマーの塗装)のみと想定しております。

固着した油汚れも酷いので、作業待ちの間に出来るだけ長くアルカリ洗浄槽に浸けて汚れを落としておきたいと思います。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

トゥデイ ハンドルカバー&エンブレム塗装 完成

today143 大変お待たせしました!ホンダトゥディ用のアウターハンドルカバーとエンブレムの製作&塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

today14元々はステンレス素地のままで、部品の中央にプレスで歪んだようなスジがありました。フチに貼ってある怪我防止用の黒いテープは剥がして、裏側にゴムを貼れるようにしています。

today144 ステンレスもそうですが、金属には直接上塗り塗料は密着しないので、最初にプライマーを塗ってから2液のウレタンサフェーサーでラインを整えています。

today145 パテは使っていないので完全に歪は取れていませんが(そもそもそこはそのままでも構わないと言う事ですので)、最初の状態に比べると断然良くなっていると思います。

today146 そしてこちらのエンブレムです。元々こういった製品は無いのですが、オーナー様のご希望により純正ステッカー基にしてアクリル板から切り出して作成しました。本業とは違うのでこちらの製作内容は個人的なブログ=社外記の方で紹介しています。

today147 使った材料は3ミリ厚の透明なアクリル板で、レーザー加工機でカットして彫刻した物に、艶消し黒を塗装しています。

today148裏側には両面テープが貼ってあるので、車体などに貼る場合はこの上からアプリケーションシート(透明な弱粘着シート)を貼って台紙を剥がせばこの形のままで好きな所に貼れるようになっています。恐らくはリヤのハッチゲートでしょうか。

車体は今回塗装したアウターハンドルカバーと同色の「フレームレッド」(カラーコード:R513)にオールペン済みとの事で、きっと艶消しブラックが良く似合うと思います。

それでは後程完成のお知らせメール差し上げます。この度も当店をご利用頂き有難う御座いました!

HONDA todayアウターハンドルカバー 本塗り

today25 先日ステンレス素地にプライマー&サフェーサーを塗っておいたホンダトゥディ用のアウターハンドルカバーです。元々結構歪みが強かったのでそれを軽減出来るよう当て板を使ってペーパーで水研ぎします。

today26 裏側には両面テープを貼るので塗料が飛ばないよう、ある程度ですがマスキングしておきました。

today27 まずはベースコートを塗布します。色はホンダ純正色の「フレームレッド」(カラーコード:R513)で、ボディは既にこの色でオールペンされているとの事です。

today28 ベースコートが十分に乾いたらクリアーを塗って本塗り完了です。

today29ベースコート自体に硬化剤は入っていないので(入れる場合もありますし規定量内なら入れて大丈夫です)、それ単体では塗膜とはしては完成しませんが(かといってラッカーではありません)、その上に塗るクリアーの硬化剤がベースコートに浸透して結合(=2液反応)するといった仕組みになっています(といった事まではマニュアルには書いて無いのですが、色々調べた結果からしてそういった見解で大丈夫だと思います)。

時々見かけるマズい方法としては、ベースコートは外資系の物を使い、クリアーは安い国産の物(主に4:1とか10:1とか)を使うような事で、これをすると前記したような2液反応(結合)を起こさないので、数年経ってクリアーだけがペリペリと剥がれてしまったりします(ただし大丈夫な方法もあったり、大丈夫と謳ったクリアーも売っていたりと裏技的な事はあります)。

実際私がアルバイトに行っていた所もそうしていまして(まさに私がそれをやっていました)、理由は材料費の事だけでは無く、外資系のクリアーは磨きが大変なので柔らかい国産クリアーが好んで使っていたと言う事です。仕事の殆どが中古車の修理だったので、とにかくスピード重視のような内容でした。その頃はディーラーに勤めながら休みの日にバイトをしていたのでそのギャップが大変でしたが、色々学んだ事も多かったので今もとても役に立っています。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。次は別件でご依頼頂いているアクリルエンブレムの両面テープと、あとはこちらのハンドルカバーの裏に貼る怪我防止用の汎用ゴムパッドの製作ですね。もう少々お待ち下さいませ!