BERINGERブレーキキャリパー 下準備

 先日ロゴデータを作製しておいた、V-MAX1700に装着予定のBERINGERブレーキキャリパー塗装の下準備となります。

 作製したロゴデータとカッティングプロッターを使い、マスキングシートを作製します。

 ちょっと判り難いのですが、こちらは「AEROTEC」のロゴをデカール用紙に白で印刷した物です。

ここまでサイズが小さい物は塗装では出来ませんが、今回のようにデカールを併用する事で対応が可能となります。以前施工したCORSAIR PCケースのフロントパネルと同じ方法ですね。デカールの作製については以前施工したポルシェミニカーの記事が判り易いかと思います。

 今回はいつものブレンボキャリパーと違い、ピストンにブーツ(ゴム)が付いていないタイプの為、ピストンより少し大きめにカットしたマスキングシートを貼り付けてサンドブラスト&塗装を行います。

 ボルト部分はマスキングをして残す事も可能ですが、既に錆も出ていますし、このまま残す意味も余り無いので、いつものブレンボキャリパーと同様こちらも一緒に塗ってしまいます。

 4輪車のキャリパーとは違い、意外に打痕跡が多いです。

 このままサンドブラストを掛けると打痕部分が判らなくなってしまうので、先にある程度削っておきます。

 余り削り過ぎると元のラインを崩してしまうので、打痕周りの盛り上がった部分を平らにしておく程度に留めておきます。

 BERINGERのロゴは塗装では無くレーザー彫刻っぽいので、

 こちらも出来るだけ削り落としておきます。

 尚、いつもであればサンドブラスト等の下準備はブレーキ屋さんにお願いしていますが、今回はマスキング個所など色々と細かい所があったので、全て当店で行う事にしました。

サンドブラスト処理完了です。

ピストン周りのマスキングを剥がした状態です。黒く残っている部分は塗装では無く着色アルマイトです。

いつものブレンボであればピストンの周りにブーツ(ゴム)が嵌っているので、そこでマスキングを見切るようにしていますが、今回はそれが無いのでこのようにしています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!