スターレットヘッドカバー結晶塗装 完成

 こちらも先日本塗りを終えていたスターレットのヘッドカバー×2個です。

先ほどのアルファロメオのヘッドカバーと違い、凸部が浅く、また「TOYOTA」の部分は平滑では無い(うねりが強い)為、面積は小さくてもこちらの研ぎ作業は結構大変です。

 さらに周りのフィンが「TOYOTA」の文字と高さが同じなので、ダブルアクションサンダーは使えず、小さい当て板と少ない振り幅で地道に研磨していきます。

研ぎ終えたら、腐食の進行を遅らせられるようクリアーを筆塗りし、さらに熱を掛けて硬化させます。

 そして数日寝かして完成となります。大変お待たせしました!

 色は「結晶塗装の黒」となります。

 今回は珍しく同じ物を同じ仕様で2個承りました。

 プラグキャップが装着される部分とボルトで固定する箇所は、結晶塗装では無く艶消しの黒を薄膜で仕上げています。

 またホースパイプ部もメッキが剥がれていたので、プライマー塗装後に同じように艶消しの黒(スタンドックスベースコート黒)で塗装しています。

 こちらは腐食による深い浸食があったので凸文字の一部にそれが残りましたが、

 こちらの方は状態が良かったので綺麗に仕上がりました。

 パッと見は艶消しっぽく見えますが、近くで見ると艶があるのが判ると思います。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!