ROVER MINIテールランプ 本塗り

先日下準備を行っていたローバーミニ用ルーカス製テールレンズ一式です。二台分、合計8部品あります。

エアーブローして埃を飛ばし 、脱脂清掃、再度エアーブローを繰り返して埃を飛ばします。

 

今回は2セットそれぞれマスキング方法を変えていて、 こちらは透明で透過するようにし、

こちらは反射フィルムを貼って仮想リフレクターとしています。

赤い反射板の部分はスモークにしないよう承っていますので、そちらをマスキングします。

プラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

今回は「濃い目」でのご指定で、一応こちらからもう少し薄い方が良いかともとの進言はさせて頂いたのですが、問題無いとの事ですので(そもそもプロの方ですので)、普段はここまでしない濃さとなっています。

ぱっと見は真っ黒ですが、光に当たるとかろうじて内部反射板が見えるのが判るかと思います。

見方によってはスモークでは無くただの黒にしか見えない箇所もあります。

いや、本当に真っ黒なのでは・・・と思うかも知れませんが、

透過するマスキングにしている方で見ると、ちゃんと透明になっているのが判ると思います。

スモークの濃さが決まったら赤いレンズ部のマスキングを剥がし、

再びプラスチックプライマーを塗布し、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

こちらも若干ですが内部が透けて見えるのが判ると思います。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

薄いスモークも濃いスモークもコート数自体は同じような感じで(大体4~5コート)、濃さの調整はベースコート中のスモーク含有量で調整しています。

なので違う濃度の御依頼品を一緒に塗る場合、その都度スプレーガンの中身を変えて塗りえていたりします。とは言ってもちゃんと洗う必要はないので手間では無く、むしろ残っている量を確認出来るので、塗っている途中で塗料が無くなった!というのを防げて良かったりします!(スモーク塗装ではこれが一番やってはいけない事となります)。

本当に大丈夫なのか・・・と不安に感じても、

ちゃんと目で見て確認が出来れば安心です。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!