RB26→RB28タイミングベルトカバー 凸文字加工

先日お預かりしておりました日産スカイラインのRB26エンジン用タイミングベルトカバーです。その後アルカリ洗浄槽→溶剤槽に浸け置きをして旧塗膜を剥がしておきました。

多少残っている部分がありますが、この後のサンドブラストで除去するので問題ありません。

ブラストボックスに入れ、

サンドブラストを行いました。

裏側もスッキリです。

ちなみにいつもは先に「6」を削るのですが、今回は他の御依頼品でサンドブラストを行うタイミングだったのでそちらと一緒に作業しています。

まずは砥石のグラインダーで粗削りをします。番手で言うと#20~#40くらいでしょうか。

その後#120のシングルサンダーで研磨し、

#120のダブルアクションサンダーで均します。

最後に#120と当て板を使って面出しを行っておきます。

その後リン酸処理を行いました。

新たに取り付ける「8」です。以前は一から自分でアルミ板をカットして作っていましたが、現在は金属加工専門の業者さんに御願いしています。ただそのまま使うには仕上がりが粗いので、

棒ヤスリを使ってラインを整え、またフチが若干斜めに(テーパー状に)なるようにします。

その後リン酸処理を行います。

そして「8」の接着です。

使用するのは3M社のDP460オフホワイトで、この接着剤の特徴としては「優れた強度と高い耐衝撃性、耐疲労性を備え、厳しい接着条件を満たすことができます。多くの用途でボルトやビス、ネジ、リベット、スポット溶接の代わりに使用することができます。」との事です。

位置を決めたらズレないようマスキングテープで固定し、そのまま#60℃30分程の熱を掛けます。

その後テープを剥がします。

 

食み出たが固まると全く歯が立たなくなってしまうので、

熱々でまだ柔らかい内にカッターとピックツールで余分を削り落とします。

続けてフチにエポキシプライマーサーフェサーを塗って隙間を埋めておきます。わざわざ手間を増やしているようですが、仕上がった時に自然に見えるようにする為の作業となります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!