小物塗装の際、被塗物を固定するのに市販の小型クリップを使っていますが、「これのもう少し強いバージョンがあれば・・・」と思い自作してみる事にしました。
右がいつも使っている市販のクリップで左が今回使う目玉クリップです。これに持ち手を取り付けるだけなのですが、仕事で使うので万が一にも外れないようにしなければなりません。
持ち手とクリップの固定にはこちらのリベットを使う事にします。ボルトナットよりも取り付けが楽で、しかも使っていて緩んだりしないので安心です。
持ち手の部分に使うのは以前端材として買い貯めしておいた真鍮棒です。
少々錆が出ていますが、こういった廃材的な物は信じられないくらいの破格で買えるので纏めて買っておくと大変お得です。
リベットの径と同じ3ミリのドリルの刃を使い、真鍮棒を曲げます。
一応開かないようハンダで固定しておきました。フラックスも塗っています。
しかしこんな便利な物、そもそも普通に売っているんじゃぁ・・・(なんだかとても嫌な予感が・・・)
わざわざ作るまでも無く、どうやら普通に売っていたようです。お値段も千円ちょっとと、コストを考えると買った方が間違いなかったですね。先に調べておけば良かったです。
と言う訳ですが、ちょっと悔しかったのでさらに大きいサイズのクリップを用意してみました。イメージとしては量産型の3倍強い感じで(笑)。
作成方法は同じような感じで、リベットは穴のサイズに合わせて一回り大きい4ミリを使いました。
ちなみに以前こういう物も作っていたのですが、如何せん出来るまでに結構手間が掛かる事、そして余り格好良く無い(苦)と言う事で辞めていました。そもそもここまで丈夫に造る必要は無かったのではと・・・。
と言う事で、その時に使っていたさらに大きなクリップを使って作ってみました。
尚、今回は持ち手に真鍮棒を使いますが、クリップに空いた穴が大きいのでこちらはリベットでは無くM5のボルトナットで固定しています。
折角なので持ち手も3倍長くしてみたりと(実際は2倍くらいですが…)。
持ち手が真鍮棒だとしなってしまうので重たい物には使えませんが、バランスさえ悪くなければこれくらいの物も掴めます。まあこれは無茶な例ですが(苦笑)。
実際に使ってみて便利そうなら量産を、持ち手の強度が必要そうなら真鍮棒を太くするかアルミの平板にしようかと思います。まずは実際に使ってみてからですね。