セロー250カウル 結晶塗装

先日購入したセロー250(DG17)の新品カウルは、

その後スタンドックスの新しいクリアーをテストする為に光干渉型のパール(当店規定H01R)を使って艶ありの塗装を施しました。

そして元々着いていたカウルですが、これらは全体に傷があるので、以前行ったライトカウルと同様、素地の粗を目立たなくしてくれる結晶塗装を施す事にしました。

既存のシールは剥がし、

その後結晶塗装を施したのですが、

見事に失敗しました・・・。

理由としては、細かい結晶目を目指したばかりに塗膜が薄過ぎ、ちゃんと模様が出なかったのです。

ただこれも、この後に行う本番(御依頼品)の為のテスト塗装という意味があるので、これはこれで十分に役に立ってくれています。お陰でこの後に塗ったVMAXのヘッドカバーは一度の塗装で上手く出来ました。

そして後日、再び結晶塗装の黒に挑みました。先日日記で紹介したトヨタ2000GTのヘッドカバーを塗る前の練習用として使用しました。

がしかし、今回も一部結晶目になりきらなかった箇所があって、本当は塗り直したかったのですが、自分の物なのでとりあえずこれはこれでOKとする事にしました。

まあでも全体の結晶目自体はとても細かく出来たのでこれはこれで気に入っています。ガンの口径をもっと小さくして塗り回数を増やすのが良いかもですね。

あとはお正月に買ったブラックラビットガチャで色が被った物を、こちらもテスト的に結晶塗装を施してみました。

逆にこちらは塗り過ぎで、物のサイズに対して結晶目が大き過ぎています。最初は「塗れば模様が出る簡単な塗装」と思っていましたが、今では普通の塗装(艶あり)より数倍難しく感じいます。全く終わりが見えません・・・。

ちなみに結晶塗装は通常の2液ウレタンと違って「熱を入れない限りいつまでもベタベタ」という特徴がある事から、ブースの床がとても汚れやすいという特徴があります。なのでいつもは床にだけビニールを敷いていましたが、今回は塗装台の両側にビニールを吊るして壁を作ってみました。

結果としては上々で、もしかしてこれなら塗装ブースの貸し出しも可能になるのでは?と感じました。ブースは使っているよりも使っていない時間の方が遥かに長いのですが、周りを汚されるのがとても嫌で、ただこれなら無用にミストを撒き散らせられませんから勝手が判っていない方でも大丈夫かも、と思った次第です。バイクのカウルを持ち込んで自分で塗装!なんて事が出来る日がいつか来るかもですね(私としても将来的に自分で塗装する以外の収入を考えなければなりませんし)。

そして後日、塗装したカウルを自宅に持って帰って換装しました!シンプルでめっちゃ格好良い!

ちなみにこちらが元々一時的に取り付けていたH01Rの艶あり仕様で、単品で見ると良いのですが、車体に装着するとフューエルタンクのオレンジと相まって配色のバランスが崩れてしまってちょっと残念な感じです。なのでこれに関してはタンクを黒系の塗装(黒の結晶塗装!)にしたら改めて採用してみるかも知れません(多分しなさそうですが・・・)。

よく見れば(よく見なくても)結晶目がムラっぽくなっているのが否めなく、なので当面仕事としてカウルパネルを結晶塗装で受け付ける事は無いですかね。

ホイールのオレンジと結晶塗装の黒との配色&質感はとても気に入っているので、取り敢えずこの方向で進めていこうと思います。折角傷を直したライトカウルを使わないのは勿体ないですが、それも合わない気がするので、こちらも新しい部品を用意して結晶塗装にしようと思います。レーサーレプリカに比べてカウルの取り外しが本当に簡単なのでまさに1/1のプラモデルといった感じで楽し過ぎますね!

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